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するならいつがベスト?女子犬の「避妊手術」の疑問5つを解説!

犬を飼っている人ならば、いずれかのタイミングで愛犬の「避妊・去勢手術」を考えることになるはず。

「メス犬は避妊手術はさせたほうがいいって聞くけれど……なんで?」

と思っている人もいることでしょう。

この記事では、メス犬を飼っている飼い主さんが知っておくべき「避妊手術に関する5つのこと」を解説します。

①避妊手術はどんな手術?→おなかの中から子宮や卵巣などを取り出す手術

避妊手術とは腹部を数センチ切開し、子宮と卵巣、または卵巣のみを摘出する手術のこと。摘出後、傷口を縫って終了します。

手術時間は1時間程度で、料金の目安は約5万円。料金は動物病院ごとに異なったり、犬の体重によっても変わってくるので、事前に確認しましょう。

②避妊手術のメリットは?→病気の予防&発情の心配がなくなる!

避妊手術をすることで卵巣や子宮、性ホルモンに関係する病気や妊娠を防ぐことができます。また、発情期に伴うストレスから愛犬、飼い主さんともに解消されます。

避妊手術で予防できる病気は?

避妊手術をすることで、下記のようなメス犬特有の病気を予防することもできます。

・乳腺腫瘍
・卵巣腫瘍
・子宮内膜症
・子宮蓄膿症 など

③避妊手術によって心の変化は?→発情期のストレスから解放される!

避妊手術をすることで、発情期に伴って起きていた情緒不安定や、本能的に異性を求めるといったストレスがなくなります。また、「偽妊娠」も起こらなくなります。

④避妊手術のデメリットは?→子犬をつくれなくなり、太りやすくなる

避妊手術では生殖器官を取り除くので、繁殖させることが不可能に。また、性別を問わず、太りやすくなる傾向があるほか、麻酔による一時的な体調不良を起こす可能性も。

まれなケースですが、女子犬は避妊手術をすることで「失禁症」になることがあります。

⑤避妊手術をするなら、タイミングはいつがベスト?→初回発情前だと病気予防に効果的!

初めての発情を迎える前の6カ月齢前後に手術をすると、2回目の発情以降に手術をするよりも「乳腺腫瘍の発生率」が大幅に低くなり、理想的とされています。
このように、メリットもデメリットもある避妊手術。大きな病気の予防ができるのなら、飼い主さんとしては考えたいところ。

手術を検討する際は獣医師に相談し、あらかじめ疑問や不安を解消できるといいですね。


出典/「初めて飼い主さんのいぬのきもち」2016年10月号『体の変化や去勢・避妊手術の知識も身につく 男子犬・女子犬 違いを生かす育て方』
文/Honoka
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
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