犬と暮らす
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犬は親やきょうだいのことを認識してる?ちょっと意外な事実が!

「うちのコは子どもを産んだけど、子どものことを覚えているのかな?」
「愛犬は、きょうだいのことをちゃんと認識していたのかな?」
親やきょうだいと離して愛犬を飼っている人は、こんなふうに思ったこともあるのではないでしょうか? この記事では、そんな素朴な疑問について解説します!
子どもを産んでも、「自分が産んだ子」という認識は早い段階で薄れる
お腹を痛めて産んだ子ども。もちろん親犬は自分の子として認識しているに違いない、と思いたいですが……どうやらちょっと違うのだそう!
母犬は子犬のことを「自分が産み落とした子」として認識していますが、かなり早い段階でそれは薄れてしまうようなのです。
犬はきょうだいのことを「仲間」として認識しているらしい
では、きょうだい同士の関係性についてはどうなのでしょうか?
「一緒に産まれてきたのだから、もちろんきょうだいとして認識しているはず!」
と思いたいのですが……じつは「きょうだい」というよりも「仲間」という感覚のようなのです。
その理由は、子犬は誕生した瞬間から「おっぱいの取り合い」や「遊び」で順位づけが決まるため、きょうだいというより仲間としてとらえているのだそうです。

母犬やきょうだい犬が発情すると、メスから出される発情信号のフェロモンに反応し、交尾をする態勢となります。近親交配を避けるためには、避妊手術や去勢手術を行うか、発情期は部屋を別にするなどして対応をする必要があります。
「きょうだい同士だから、交尾はしない」とはいえないことを、飼い主さんは知っておいてくださいね!
出典/「いぬのきもち」2016年10月号『いぬのきもち秋のオープンキャンパス開校!! DNA・交配・毛色など、犬の不思議をお勉強』
文/Honoka
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
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