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犬のお尻周りのお手入れ、本当のところどこまでやるべきか?獣医師に聞いてみた

犬と暮らしているとうんちやおしっこのお世話は欠かせませんよね。犬種によっては排泄後にお尻周りが汚れやすいコもいるかもしれません。

そもそも、犬のお尻周りはどのようにお手入れすればよいのでしょうか。

「犬のお尻周りのお手入れ」について、いぬのきもち獣医師相談室の丸山知美先生が解説します。

犬のお尻周りのお手入れは大切

お尻周りのお手入れ、本当のところどこまでやるべきか?獣医師に聞いてみた いぬのきもち
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犬のお尻は排泄するためのデリケートな場所です。また、かゆみや痛みにつながるケースもあるため、お手入れは欠かせません。

お尻周りのお手入れをすることで便の状態はもちろん、肛門周辺の毛や皮膚の状態、肛門や肛門腺の病気などの早期発見にもつながるなど、日々の愛犬の状態や変化に気がつけることも多くなります。

犬のお尻周り、基本のお手入れ方法

お尻周りのお手入れ、本当のところどこまでやるべきか?獣医師に聞いてみた いぬのきもち
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犬種やそのコの特徴などにもよりますが、犬のお尻周りのお手入れで大切なことは、排泄後にうんちがお尻の毛につかないようにしてあげることです。

排泄後にウェットティッシュや濡れたタオルなどで優しく拭いたり必要に応じて洗ってあげてください。

気になる犬のお尻周り、お手入れの疑問Q&A

シー・ズー
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ではここからは、丸山先生に聞いた犬のお尻周りの気になる疑問についてみていきましょう。

Q:排便後は毎回お尻を拭くべき?

丸山先生:「犬種や肛門周りの毛の長さ、毛量、うんちの状況にもよりますが、正常便の場合では、肛門周りはあまり汚れないことが多いです。

毎回丁寧にお尻を拭いてあげたいところですが、拭きすぎると刺激になってしまうこともあるので、うんちが毛についた場合は状況に応じて拭いてあげましょう。

肛門付近の皮膚はデリケートです。乾いたティッシュなどでこすると刺激が強いので、ウェットティッシュなどの濡れたものでやさしく拭いてあげましょう。」

Q:おしっこやウンチがお尻の毛につく場合のお手入れは?

丸山先生:「愛犬のお尻周りの毛が汚れてしまったら、拭き取るか洗って清潔にしてあげましょう。

犬種や毛の長さ、毛量などにもよりますが、動物病院やトリミングサロンなどで『お尻周りの毛が汚れてしまう』と相談すると、短くカットするなど対応してくれると思います。」

Q:肛門腺は絞らないとどうなるの?

丸山先生:「犬種や体の大きさなどでも異なりますが、排便時などに自力で分泌物を排出できるコもいますが、体の小さな小型犬などでは自分で排出できずに溜まってしまい、肛門腺という袋が破裂すると痛みや不快感が生じることがあります。」

Q:肛門腺が絞れない場合はどうすればいい?

丸山先生:「肛門腺の分泌物が頻繁に溜まってしまうコの場合、飼い主さんが絞ってあげることが一番ですが、肛門腺が硬かったり、場所がわからなかったり、犬が嫌がったりとケアが難しいことも多いです。こういった場合では、動物病院やトリミングサロンで肛門腺絞りをしてもらいましょう。

犬によっては絞りにくい体質や肛門腺などの病気があるとトリミングサロンでの排出が難しいコもいるので、ケアが難しい場合や気になることがある場合は、動物病院に相談することをおすすめします。」

お尻周りのお手入れの参考にしてくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・丸山知美先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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