フードやハウスなど、犬を飼うのにかかる費用はどれくらい？

犬を飼いたいと思ったとき、気になるのは初期費用以外にどのくらいお金が継続してかかるのか。そこで今回は、ファイナンシャル・プランナーの大内優先生監修のもと、実際にどのくらい費用がかかったのか、飼い主さんたちの声を集めてみました。

生活必需品にかかるお金は月いくらぐらい？

愛犬が健やかに過ごすためには、よく食べよく遊びよく眠ることが必要です。清潔な環境を用意し、しつけをして人や社会に慣れさせることも大切な要素。そのためにどのくらいお金がかかるのかチェックしてみましょう。

ドッグフード

食べる量が多かったり、品質にこだわったりすると高額になりがちです。

￥5,000まで：57.5％
￥10,000まで：29.5％
￥20,000まで：9.6％
￥0もしくは無回答：3.4％

平均￥5,796

おやつ

しつけのごほうびなどで使うおやつ。頻繁に使ったり、多くの種類を買ったりすると高額になる傾向に。

￥1,000まで：41.1％
￥2,000まで：29.5％
￥3,000まで：12.3％
￥15,000まで：8.9％
￥0もしくは無回答：8.2％

平均￥1,844

おもちゃ

活動的な犬ほど壊しやすいため、買い替えが増える傾向があります。

￥1,000まで：49.3％
￥2,000まで：17.1％
￥3,000まで：11.6％
￥10,000まで：4.8％
￥0もしくは無回答：17.2％

平均￥1,377

トイレシーツ

体が大きい犬は大きなサイズが必要に。また、交換の頻度によっても費用は異なります。

￥1,000まで：39.0％
￥2,000まで：30.1％
￥3,000まで：8.2％
￥15,000まで：5.5％
￥0もしくは無回答：17.2％

平均￥1,410

ベッド、クッション

汚れたり破損したりしたときに、新たに買うことが多い傾向があります。

￥5,000まで：44.5％
￥2,000まで：15.8％
￥10,000まで：14.4％
￥40,000まで：6.8％
￥0もしくは無回答：15.8％

平均￥4,946

お手入れ用品

ブラシなどの道具代のほかにも、自宅で使うシャンプー剤など定期的に費用が発生する場合も。

￥5,000まで：45.2％
￥2,000まで：29.5％
￥10,000まで：8.9％
￥30,000まで：2.7％
￥0もしくは無回答：13.7％

平均￥3,501

クレート

大きい犬には大きいサイズを用意する必要があるため、値段も高めです。複数購入する飼い主さんも。

￥20,000まで：25.3％
￥10,000まで：21.2％
￥5,000まで：21.2％
￥60,000まで：5.5％
￥0もしくは無回答：26.8％

平均￥8,894

お散歩に必要なアイテム

続いて、お散歩に必要なアイテムにかかる費用をみてみましょう。

首輪、リード

一度買えば長期的に使用が可能な首輪とリード。一方でおしゃれの一環として、定期的に買うケースもあります。

￥5,000まで：24.7％
￥10,000まで：22.6％
￥2,000まで：17.1％
￥3,000まで：12.3％
￥30,000まで：9.6％
￥0もしくは無回答：13.7％

平均￥5,673

ウンチ袋

専用のウンチ袋を買うケースのほか、買い物時のポリ袋などで代用するケースもあるようです。

￥1,000まで：56.8％
￥2,000まで：11.6％
￥150,000まで：0.7％
￥0もしくは無回答：30.9％

平均￥630

そのほか必要に応じた費用

最後に、犬の体質や性格など、必要に応じて必要になる費用をみていきましょう。

家電（空気清浄機、加湿器など）

犬種や犬の体質によっては、ハウスダストや温度・湿度管理のために必要なこともあります。

￥20,000まで：16.4％
￥10,000まで：14.4％
￥30,000まで：5.5％
￥50,000まで：4.1％
￥150,000まで：2.7％
￥0もしくは無回答：56.9％

平均￥10,395

しつけ・トレーニング代

しつけなどをプロのトレーナーに依頼する場合は、費用が発生します。

￥5,000まで：10.3％
￥30,000まで：7.5％
￥50,000まで：6.8％
￥160,000まで：3.4％
￥0もしくは無回答：72.0％

平均￥7,558

光熱費（飼育に伴う追加分）

電気代やガス代などは、犬の留守番時や睡眠時でもかかることがあります。

￥3,000まで：28.5％
￥10,000まで：9.0％
￥6,000まで：6.3％
￥30,000まで：3.5％
￥0もしくは無回答：52.7％

平均￥2,799

実際に犬を飼うと、初期の想定よりもいろいろなことに費用が発生すると分かったのではないでしょうか。このほかにも、病気・ケガの治療費やワクチン接種などのお金がかかります。犬を飼うということは、その犬の命に対して責任をもつということ。そのためにも予算をしっかりと検討して、無理がないか十分確認しておきたいですね。

※掲載されているデータは、「いぬのきもち作り隊」および「いぬのきもちWEB MAGAZINE」の読者へのアンケート（計146名、2019年5～7月実施）を集計した結果です。
※各項目の数値は、「月間でかかる費用」を示しています。ただし、毎月はかからない項目に関しては「もっともかかった月の費用」を示しています。
※各項目の平均値は、項目によっては最低額と最高額が大幅に異なる場合がありますので、あくまで参考としてください。

お話を伺った先生／大内優先生（ファイナンシャル・プランナー）
参考・写真／「いぬのきもち」2019年10月号『みんなはどのくらい使っているの！？令和版！愛犬にかかる“お金のこと”大調査しました！』
文／田山郁
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。