犬と暮らす
UP DATE
犬の「肝臓の数値が高い」といわれたときに気をつけたいことは?
愛犬の健康診断や血液検査を行った際に「肝臓の数値が高い」といわれたら、どのようなことに気をつけて生活したらよいのでしょうか?いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。
犬の肝臓の数値が高くなる理由
――愛犬の健康診断や血液検査を受けて「肝臓の数値が高い」というのはどのような状態のことをいいますか?
岡本先生:
「肝臓の細胞が何らかの障害を受けると細胞内にある酵素が血液中に現れます。その状態の血液検査の結果を肝臓の数値が高いといいます。」
犬の肝臓の数値が高いときに考えられる病気
――血液検査の結果から肝臓の数値が高いとき、どのような病気の可能性がありますか?
岡本先生:
「獣医師が『肝臓の数値が高い』と判断する場合では、例えば肝炎、肝嚢胞、胆嚢炎、胆泥症、癌、脂質代謝異常、ホルモンの病気などが疑われることがあります。」
犬の肝臓が悪くなる原因はさまざま
――犬が肝臓の病気になる原因はありますか?
岡本先生:
「犬の肝臓に関わる病気は特発性で原因不明なことが多いですが、感染や中毒、太りすぎや体質に合わない食事などでも肝数値が上昇することがあります。」
愛犬の肝臓の数値が高めといわれたときに気をつけること
――動物病院で肝臓の数値が「高め」といわれて経過をみることになった場合、病気ではなくても日頃の生活の中で飼い主が気を付けることはありますか?
岡本先生:
「かかりつけの獣医師に相談することが一番ですが、例えば、日々の食事やおやつといった食生活の見直してみることもよいでしょう。特に肥満が原因の可能性がある場合、食生活の見直しは重要になってきます。」
健康診断は愛犬の健康のために行うもの。愛犬の病状や状態はそれぞれ異なるので、気になることがある場合はかかりつけの獣医師に相談しましょう。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
UP DATE