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「お父さん帰ってきた!」は魔法の言葉? 特定のワードに反応する犬の心理|獣医師解説
愛犬の「可愛すぎる反応」に癒される!
こちらは、Instagramユーザー@shibasuzu1006さんの愛犬・すずちゃん。
とある日、すずちゃんは「頭隠して尻隠さず」の状態で、ずっと隠れていたのだそう。すずちゃん的にはバッチリ隠れているつもりなのでしょうか(笑) 丸見えなおしりやしっぽがなんとも愛らしい!
なにをやっても出てこなかったすずちゃんですが、飼い主さんが「お父さん帰ってきた!」と言うと…
「お父さん帰ってきた!」の言葉に、即反応!
あれっ、すんなり出てきた(笑) さっきまであんなに頑固だったのが嘘のようです。
お父さんをお迎えに!
そして、すずちゃんはトコトコと走ってお父さんを迎えにいきます。すずちゃんの後ろ姿からも、喜びの気持ちが伝わってきますね♪
お父さんのことが大好きだというすずちゃん。「お父さん」というワードに反応せずにはいられなかったのかな?
当時について、飼い主さんに話を聞いた!
こちらの動画について飼い主さんにお話を伺ったところ、当時のことをこのように話していました。
飼い主さん:
「すずはとってもかまってちゃんで、誰かにかまってもらいたくてあの隙間に入っていました。そこに、いつもかまってくれるお父さんが帰ってきたので、おしりフリフリ大喜びでお迎えをしていて。予想通りの行動でしたね(笑)」
【獣医師解説】特定のワードに反応する犬の心理
すずちゃんにとって「お父さん帰ってきた!」というワードは、反応せずにはいられない魔法の言葉のようですね。すずちゃんのように、特定の言葉を覚えて反応する犬の行動について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。
——「お父さん帰ってきた!」の言葉は、すずちゃんにとってどのようなもので、なぜすぐに反応したと思いますか?
岡本先生:
「すずちゃんはこれまでの経験から、『“お父さん帰ってきた”というトーンとワード』=『お父さんの帰宅』と学習しているのだと思います。聞き慣れた言葉を聞いてお父さんの帰宅に期待し、嬉しい気持ちからすぐに反応して、お出迎えしたのでしょう」
——「お父さん帰ってきた!」「ごはん食べる?」など、そのコにとって嬉しい言葉はさまざまだと思いますが、どのようなきっかけで嬉しい言葉として認識していくのでしょうか?
岡本先生:
「『嬉しい言葉=嬉しい出来事』を生活の中で繰り返していくうちに、段々と認識していきます。ちなみに、犬が覚えやすいワードの例としては、『お肉』『お姉ちゃん』『お散歩』などの短いワードのほうが認識しやすい傾向にありますね」
すずちゃんにとって「お父さん帰ってきた!」が魔法の言葉のように、どのコにも聞いたら嬉しくなってしまう言葉というのがあるのかもしれませんね。
写真提供・取材協力/Instagram(@shibasuzu1006さん)
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文・構成/柴田おまめ
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