犬と暮らす
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ウンチにゼリーのような粘膜がついている? 犬の粘液便とは
「犬の粘液便」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。
ゼリーのような膜がついたウンチを「粘液便」という
岡本先生:
「飼い主さんが犬の便にゼリー状の膜がつくと表現するウンチは『粘液便』という便の状態です。粘液便は透明から半透明でスライム状なこともあり、ウンチの周りについて出てきます。」
犬の粘液便はなぜ起こる?
岡本先生:
「腸の粘液は生理的に少量ずつ出ていますが、腸に炎症が起こると粘液の分泌が過剰になります。
このため、粘液便がずっと続いたり量が増えていかなければ生理的な範囲だといえます。
ただし、下痢や体調不良がある場合は、動物病院を受診してください。」
犬の粘液便が出たときの対処方法
岡本先生:
「飼い主さんにできることとしては、愛犬に粘液便が続いているか、体調不良などの変化がないかをよく観察することです。
また、粘液便が出ている場合、
- 元気がない
- 食欲が落ちた
- 元気や食欲があっても何日も粘液便が続いている
- 便がどんどんゆるくなってきた
など、愛犬の状態に変化がみられたら、まずはかかりつけの動物病院を受診しましょう。」
愛犬のウンチは健康のバロメーターでもあるといわれています。日々のちょっとした変化に気がつくためにも、愛犬のウンチの状態をチェックすることは大切ですね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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