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犬の体につく外部寄生虫「シラミ」その症状と対策とは?

犬に寄生する外部寄生虫といえばノミやダニをイメージされる方も多いかと思いますが「シラミ」もその一つだそうです。

「犬のシラミ症」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。

犬の体に寄生するシラミとは?

犬の体につく外部寄生虫「シラミ」その症状と対策とは? いぬのきもち
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犬の体に寄生するシラミは「イヌジラミ」と「イヌハジラミ」が挙げられます。

イヌジラミは、犬の皮膚で吸血しながら卵を産んで増えていく寄生虫ですが、感染することは珍しいです。

イヌハジラミは、犬の皮膚に生息してフケなどを食べて繁殖します。

イヌジラミもイヌハジラミも体長が2mm程度であることから、目視で確認することが難しい犬の外部寄生虫ですが、犬の体に寄生していると痒みの症状が目立つ特徴があります。

犬の体につくシラミは人に感染することはない

犬の体につく外部寄生虫「シラミ」その症状と対策とは? いぬのきもち
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「犬の体についたシラミが人にうつるのか」ということは、飼い主さんが心配される部分だと思いますが、犬の体に寄生するイヌジラミやイヌハジラミは、宿主特異性(※特定の生物のみを宿主とする性質)が高いので人に感染することはありません。ただし、人を媒介して別の犬に感染することは考えられます。

犬のシラミ症の症状と治療法

犬にシラミが寄生すると、症状として強い痒みが出たり体のベタつきやフケが目立つようになります。

犬にシラミの寄生が確認された場合は、駆除薬を使用してシャンプーや毛刈りをする治療が行われます。

犬につくシラミはノミ・マダニの予防薬で駆除できる

バーニーズ・マウンテン・ドッグ
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犬に寄生するシラミを予防するためには、定期的にシラミ駆除ができるノミ・マダニの予防薬を使用することが必要となります。

(※動物病院で処方されるノミ・マダニの予防薬は、シラミの駆虫がセットになっている製品が多いですが、詳しくはかかりつけの獣医師に相談されるとよいでしょう。)

岡本先生によれば、犬のシラミ症は珍しいとのことですが、シラミを予防するためにも愛犬に定期的なシャンプーをしたり、ノミ・マダニの予防薬を使うことは大切ですね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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