1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. お手入れ
  4. シャンプー・お風呂
  5. 専門家もおすすめ!犬のお風呂(シャンプー)の入れ方・注意点

犬と暮らす

UP DATE

専門家もおすすめ!犬のお風呂(シャンプー)の入れ方・注意点

今回は、愛犬を初めてお風呂(シャンプー)に入れるタイミングや基本的な頻度のほか、お風呂の効果や手順について解説します。入浴後のドライ方法や嫌がるときの対処にもついてもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

子犬はいつから?犬のお風呂(シャンプー)の頻度や効果とは?

子犬のお風呂やシャンプーはいつから?

子犬は免疫力が低く、体温調節もまだ上手にできません。そんな時期にお風呂に入れてしまうと、体調を崩すおそれがあるので注意しましょう。子犬を初めてお風呂(シャンプー)に入れるタイミングは、生後2カ月頃に受けるワクチンの接種後、2週間ほど経過したころがよいでしょう。

犬のお風呂には、どんな効能があるの?

犬がお風呂に入ることで血行を促進し、代謝アップ効果が期待できます。また、リラックス効果をもたらすともいわれています。さらに、お湯につかっている間に犬の体をやさしくマッサージすることで、老廃物が流れて体がスッキリ軽くなるとも。
体の汚れも落ちやすくなるので、水が苦手ではない愛犬なら、シャンプーの後に入れてあげるとよいでしょう。
ただしこれは成犬に言えることで、子犬には負担になる場合があるので注意も必要です。

犬のお風呂(シャンプー)の頻度は?

お風呂(シャンプー)の回数は、季節や犬の個体差にもよりますが、2〜4週間に1回を目安にしてください。ただし、愛犬が水嫌いならシャンプーだけ行い、無理にお風呂に入れなくてもOKです。長時間の拘束は犬にとってストレスとなります。なるべく手早く行い、犬の体への負担が少ない方法で洗ってあげましょう。

犬のお風呂(シャンプー)の入れ方や必須アイテムとは?

お風呂に必要なアイテムや事前に準備すること


  • 洗面器

  • 犬用シャンプー&リンス

  • 泡立てネット

  • 犬用入浴剤やバスエッセンス(なくてもOK)

  • たらい

  • 薄手ぬぐいやガーゼ

  • スポンジタオル/マイクロファイバータオル/バスタオル

  • ドライヤー

  • ブラシ類(コーム、スリッカーブラシ、ラバーブラシ)



◆事前準備


洗面器やボウルなどにシャンプー液を適量入れ、ぬるま湯のシャワーを勢いよく注いで泡立てネットで泡立て、シャンプー液を作っておきましょう。また、お湯の温度は37℃くらいのぬるま湯に設定しておきます。

お風呂の入れ方(手順)

◆まずはシャンプーからスタート

1 片手で犬の胸を押さえつつ、犬が嫌がりにくい背中からシャワーで濡らします。弱めの水流でシャワーヘッドを皮膚に近づけ流すと犬が怖がりにくいでしょう。

2 作っておいたシャンプー液を体にかけて下洗いをします。犬の背中からシャンプー液をかけ、毛になじませましょう。背中、胸、おなか、足、頭の順で全身にまんべんなく泡を広げます。

3 全体に泡がなじんだら、体をこすらずに、すぐすすぎます。犬が嫌がる場合は、片手であごを上げながら、顔や後頭部から泡を流すとスムーズです。ここでは表面の汚れをざっと落とすのがポイント。
4 泡立てネットで下洗いのときより濃い泡を作り、犬の体全体にかけ、毛ではなく地肌を指の腹で洗いましょう。嫌がりにくい背中から、胸、おなか、お尻、内股、足へと進み、最後に頭を洗って、終わったらよくすすいでください。

5 嫌がりやすい顔まわりは最後に洗いましょう。おでこに泡をつけて顔全体にのばします。垂れ耳の犬の場合は泡を広げて、両手で耳のふちをよく洗ってください。目のまわりは目を避けながら毛並みに沿って指を動かすのがポイント。すすいだら、必要に応じてリンスをしましょう。

◆お風呂に入れよう!

シャンプーが終わったら、5分ほど、犬をお湯につからせましょう。たらいや浴槽などに35~37℃くらいのぬるま湯を、犬のおなかがつかるくらいに張ります。このとき、犬用入浴剤やバスエッセンスを加えても◎
入浴中は、犬を驚かせないようにすべての動作をゆっくり静かに行うようにしてください。手で静かに犬の全身にお湯をかけてあげましょう。耳にお湯が入ると、犬は驚いて落ち着きをなくすので、かけ湯の際は、細心の注意を払って行ってくださいね。

犬のお風呂(シャンプー)後のドライ方法

1 入浴後、手の平を犬の体にぴたっと密着させて、背中からお尻へ、ももから足先へと毛の流れに沿って滑らせ、水気を切ります。ゆっくり1~2回行うのがポイントです。

2 絞ると吸水力が回復するスポンジタオルを使って、犬の体に押し当てるようにして全身の水分をざっと取ります。タオルが含んだ水分を3~4回絞りながら繰り返しましょう。

3 タオルドライの仕上げとして、マイクロファイバータオルに替え、犬の体に押し当てて、残った水気を吸収します。耳やマズル、肉球の間など、細かい部分の水分も丁寧に吸わせてください。
※このようにして、吸水性の高いタオルを使ってあらかじめ水分をしっかり取れば、苦手な犬が多いドライヤーの時間が短縮できて、犬に与えるストレスを軽減できます。
4 毛玉にならないように、スリッカーやコームで毛を整えながら乾かしましょう。ドライヤーは犬が嫌がりにくい背中から始めるのがポイント。また、体の上からドライヤーを当てると、毛がふわふわに整えられます。スリッカーを使う際には皮膚を傷つけないように注意しましょう。

短毛犬種の場合は、スリッカーブラシで毛を整えながら、毛並みに沿ってドライヤーを当て、長毛犬種なら、ドライヤーを犬の毛並みに沿って毛を寝かせるように風を当てると、よりさらさらのストレートに仕上げられますよ。

犬がお風呂(シャンプー)を嫌がるときの対処法

まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリ
最初にお話しした通り、犬が嫌がるなら無理にお風呂に入れなくてもOKです。しかし、シャンプーは健康管理としても重要ですので、工夫して行いましょう。最後に犬がシャンプーを嫌がるときの対処法をご紹介します。

シャワーヘッドを外す

シャワーが苦手な犬は多いです。この場合は、シャワーヘッドを取り外してみましょう。そうすることで、お湯の勢いも緩やかになり、音も出にくくなるため、嫌がらなくなることも。また、人にもしぶきがかかりにくいので、スムーズになります。シャワーヘッドが取り外せない場合は、泡立てネットをシャワーヘッドに当てながら洗うことで、同じような効果を得ることができます。

頭を流すときはシャワーを後ろから近づける

頭や顔をすすぐときが大変という飼い主さんも。そんなときはシャワーヘッドを後頭部から近づけて、左右に揺らさず前に向かってゆっくり動かして流してみましょう。このとき、あごを少し上げて、鼻に水が入らないように注意してください。

いぬのきもちWEB MAGAZINE「裏ワザ大公開!愛犬の「お家シャンプー」が上手くいくコツを解説!」

愛犬の体を清潔に保つために欠かせないお風呂やシャンプー。しかし、嫌がるのに無理に行うのはNGです。愛犬に負担の少ない方法で行い、もしも苦手な場合はプロにお願いするのも大切ですよ。

参考/『愛犬のための健康長寿ガイドvol.2体の健康ガイド』「シャンプー&沐浴」(監修 二村陽子先生)
「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『裏ワザ大公開!愛犬の「お家シャンプー」が上手くいくコツを解説!』
「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『子犬のお風呂はいつから?シャンプー&ドライのコツや注意点も解説!』
文/hasebe
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
CATEGORY   犬と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る