ちょいちょい、ぎゅっとつかむ…犬は前足をどのように使っている？犬の前足の役割とは

犬は４本の足を持つ四足歩行の動物ですが、前足にはさまざまな役割があるようです。犬たちは前足をどのように使っているのでしょうか。

「犬の前足の役割」について、いぬのきもち獣医師相談室の藤井亜希奈先生に話を聞きました。

犬の前足にはさまざまな役割がある

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犬には4本の足がありますが、前足にも後ろ足にも大切な役割があります。

犬にとって前足は「歩く」「走る」という動作だけでなく、地面を掘る/泳ぐ/モノを掴んだり抑える/引き寄せる/押す/飼い主へのアピールで手をかけるといったコミュニケーションや表現として使うなど、さまざまな場面で使われる体の部分です。

ではここからは、飼い主さんが日常で見かけやすい犬の前足の使い方とその役割についてみていきましょう。

① 前足を使って夢中でホリホリ

犬は前足を使った穴掘り行動をすることがありますが、このとき前足は穴を掘るためのスコップのような役割をします。

②前足でギュッと抑えてガジガジ遊び

犬が硬いおもちゃを噛んで遊ぶときは、前足を使って物を抑えたり挟んだりして、噛みやすくする役割があります。

③前足チョイチョイで遊んでアピール

飼い主さんと遊びたかったり要求を示すためのアピールとして、前足を人にかけるしぐさで「ねぇねぇ」と甘えたり、自分に意識を注目してもらおうとすることがあります。

④前足と後足を上手に使ってスイスイ泳ぐ

犬が泳ぐためには水をかく動作が必要で、前足には体が沈まないように水中で保つことや前へ泳いで進むための役割があります。また、泳ぎが得意な犬種では水かきがある犬もいます。

犬は人のようにモノを持ったり指を動かす細かい動作はできませんが、歩いたり走ったりするだけでなく、前足を上手に使って暮らしているのですね。犬の前足の使い方と役割について紹介しました。

（監修：いぬのきもち獣医師相談室獣医師・藤井亜希奈先生）
取材・文／maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください