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「与え方次第では犬に危険がある」夏が旬の野菜や果物 与える際の注意点とは

野菜や果物にはおいしく食べることができる旬がありますが、犬に食べ物を与える際は「犬が食べてもよい食材かどうか」と「それぞれの食材を与える際の注意点」について知っておくことが大切です。

「与え方次第では愛犬に危険がある 夏が旬の食材」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。

与え方次第で危険な夏の食材①桃

与え方次第では犬に危険! 夏が旬の野菜や果物を与える際の注意点 いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
は水分が多く糖度のある果物で、整腸作用のあるペクチンも豊富です。

しかし、犬が葉や茎、種を食べると中毒を起こすことが報告されています。特に種は有毒のシアン化合物が含まれているので、桃の果肉だけを与えて誤食に注意しましょう。

また、中毒だけではなく種による腸閉塞のリスクもありますので、犬が口にしないように処理してください。

与え方次第で危険な夏の食材②とうもろこし

与え方次第では犬に危険! 夏が旬の野菜や果物を与える際の注意点 いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
とうもろこしは食物繊維が豊富な穀類です。芯は取り除き、生のまま与えず加熱して与えましょう。粒のまま与えると消化せずにウンチで出てくるので、ペースト状にするなどの工夫が必要です。

どうもろこしの誤食はそのままでも芯だけでも食道や胃、腸に詰まる危険があります。愛犬がとうもろこしを芯ごと食べないように、芯を捨てるまで管理してください。

与え方次第で危険な夏の食材③さくらんぼ

ポメラニアン
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さくらんぼの葉・茎・種の部分は、犬に有害で中毒性があります。

果実が小さいことから種を誤食する可能性が高いので、葉や茎、種をしっかり取り除き、一口大に切った果肉のみを与えましょう。

与え方に注意する夏の食材④ピーマン

ピーマンはビタミンCがトマトの4倍含まれています。

ただし、ピーマンの皮は細胞がかたいため、食べすぎると下痢につながることもあるので、与える際は加熱した少量だけにしましょう。

与え方に注意する夏の食材⑤枝豆

ゴールデン・レトリーバー
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
枝豆には、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなど栄養が含まれているので、犬に少量与える程度であれば問題はありません。

ただし、必ず加熱をし、さやと薄皮を取り除き、塩を加えず与えましょう。消化をしやすくするために刻んだりすりつぶすのもよいです。

注意点として、枝豆は未成熟の大豆であることから、大豆アレルギーのある犬は反応を起こす可能性があります。初めて与えるときは、必ず少量にして様子をみて、もし下痢や体の痒みなどが現れたら、与えるのをすぐに止めて獣医師に相談しましょう。

犬に与えるのはNG! 夏が旬の危険な食材「イチジク」と「ブドウ」

柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ここまで、夏が旬で与え方に気をつければ犬が食べることができる食材を紹介しましたが、最後に犬に与えると危険な夏が旬の食材を2つ紹介します。

①無花果(イチジク)

イチジクは皮や葉、果肉にソラレンやフィシンなどの中毒性のある成分が含まれます。

種も多く、摂取すると口内が炎症を起こしたり、嘔吐やよだれの症状を引き起こす場合もあるので、犬には与えないようにしてください。

②葡萄(ブドウ)

ブドウは、犬が食べると腎不全や下痢などの中毒を起こす報告が多い食材です。
腎不全の場合は特に危険で、重篤症状を引き起こす可能性もあります。干しブドウも同じ危険性があるので、犬には与えないようにしましょう。

私たちの食卓に並ぶ食材には、愛犬に与える際に注意するべきものも多いです。旬の食材を与えたいという飼い主さんは参考にしてください。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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