犬と暮らす
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音ストレスを与えないために!犬の好きな音・嫌いな音の傾向を知ろう
犬にも音の好みがあります。今回は、雑誌「いぬのきもち」で実施した読者アンケート(※)をもとにつくった、犬の好きな音・嫌いな音ランキングとともに、犬が好む音の傾向や音ストレスの対策方法について、獣医師の増田宏司先生にお話を伺いました。
※「いぬのきもち作り隊」の読者へのアンケート 回答者数220人(2020年12月~2021年1月実施)
※「いぬのきもち作り隊」の読者へのアンケート 回答者数220人(2020年12月~2021年1月実施)
犬の好きな音の傾向
犬の好きな音ランキングTOP5
1位:ピアノ系の音楽
2位:オルゴール系の音楽
2位:車の音
4位:チャイムの音
5位:ポップス系の音楽
2位:オルゴール系の音楽
2位:車の音
4位:チャイムの音
5位:ポップス系の音楽
犬は「落ち着いた周波数を含む音」を好む
犬はピアノ系やオルゴール系の音楽など、落ち着いた音を好む傾向にあります。クラシックやレゲエを好み、ヘビメタは苦手に感じるという研究結果もあります。一説によると、人が癒しを感じるといわれている528ヘルツという周波数は、犬も落ち着きやすいのだとか。
なかには車の音などを好む犬もいますが、これは家族の帰宅を予感させるなど、その音がいい思い出と結びついているからだと考えられます。
なかには車の音などを好む犬もいますが、これは家族の帰宅を予感させるなど、その音がいい思い出と結びついているからだと考えられます。
犬の嫌いな音の傾向
犬の嫌いな音ランキングTOP5
1位:チャイムの音
2位:雷の音
3位:バイクの音
4位:花火の音
5位:車の音
2位:雷の音
3位:バイクの音
4位:花火の音
5位:車の音
犬は「突発的に鳴る音」が苦手
犬は正体のわからない、突発的な音が苦手です。特に雷や花火などの突然鳴る大きな音は、警戒心をあおるため苦手に感じがちです。また、救急車のサイレンなどは、「家族が何度か運ばれた」など嫌な記憶と結びついている場合もあり、苦手に感じることが多いようです。
なお、嫌いな音1位のチャイムの音は、好きな音ランキングでも上位に挙がっているように、慣れている犬も多いようです。
なお、嫌いな音1位のチャイムの音は、好きな音ランキングでも上位に挙がっているように、慣れている犬も多いようです。
犬の音ストレスを減らすためにすべき対策とは
犬が嫌いな音でストレスをためないよう、ふだんから以下のような対策をしておきましょう。
チャイム音が鳴らない環境をつくる
犬がチャイム音を嫌がる場合は、チャイム音をなるべく慣らさない環境をつくることが効果的です。チャイムを光るタイプのものに交換したり、携帯電話へ転送する機能や、置き配を利用したりするのもいいでしょう。
愛犬が逃げ込めるセーフティゾーンを確保する
クレートなど、愛犬が安心して過ごせる場所があれば、嫌いな音が鳴ったときにも逃げ込むことができます。音がするだけで嫌なことが起きないとわかれば、音に対する犬の苦手意識も徐々に薄まっていくはずです。
愛犬の好き・嫌いを把握することは、ストレス対策をするうえでとっても大切なことです。今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ愛犬の好きな音・嫌いな音を探してみてくださいね。
お話を伺った先生/増田宏司先生(獣医師 獣医学博士 東京農業大学農学部動物科学科(動物行動学研究室)教授)
参考/「いぬのきもち」2021年5月号『音・場所・時間……スキを増やして、キライを減らせば犬はストレスなく生きられる!スキキライがわかれば愛犬はストレスフリーになる!』
文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※掲載しているランキングは「いぬのきもち作り隊」の読者へのアンケート(回答者数220人、2020年12月~2021年1月実施)を集計して作成しています。アンケートには複数回答も含まれます。
参考/「いぬのきもち」2021年5月号『音・場所・時間……スキを増やして、キライを減らせば犬はストレスなく生きられる!スキキライがわかれば愛犬はストレスフリーになる!』
文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※掲載しているランキングは「いぬのきもち作り隊」の読者へのアンケート(回答者数220人、2020年12月~2021年1月実施)を集計して作成しています。アンケートには複数回答も含まれます。
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