犬と暮らす
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犬の特徴的な伸びのポーズからわかる心理 遊びたいサインのこともあれば、痛みのサインのことも|獣医師解説
【調査】犬が前足を伸ばして胸を床につけ、おしりを上げる体勢でいるのを見たことがある?
【体験談】どのようなときに、おしりを上げるようなポーズが見られたの?
寝起きのタイミングで
- 「眠りから覚めて伸びをするとき」
- 「朝、家族が起きてくると、一人一人に挨拶のようにする」
- 「お昼寝した後が多い」
- 「寝起きの時、体を伸ばしてから動き出す」
- 「丸くなってた後によくしてます」
散歩に行く前や、遊びたいときに
- 「散歩に行く前や、遊ぶ前など、これから動くぞ!という時にのびをしている」
- 「散歩に行く前のストレッチ」
- 「散歩に行きたくてウズウズしているときによくやる。ウォーミングアップして、催促しているように見える」
- 「おもちゃで遊んでいる時」
- 「遊んでいて、ボールが飛んでくるのを待っているとき」
- 「他の犬と遊びたい時」
- 「一緒に暮らしている兄柴をワンプロに誘いたいとき」
- 「やんちゃな顔でこちらを見て、しっぽふりふりして、こちらを誘ってるよう」
退屈そうにしているとき
- 「退屈そうな時?」
- 「飽きた時。寝不足⁉️の時」
- 「あくびなどをしているとき」
- 「家で退屈してるときに声をかけたとき」
お腹が痛そうなとき
- 「お腹が痛い時」
- 「お腹の調子が悪い時」
【獣医師解説】犬が前足を伸ばして胸を床につけ、おしりを上げるポーズからわかることは?
いぬのきもち獣医師相談室の原 駿太朗先生が解説します。
「アンケートの結果にもあるように、起きがけだったり、『これから動くぞー』『遊ぶぞー』というウォーミングアップで体を伸ばすときの動作として、よく見かけるのではないかなと思います。
ただ、似たようなポーズで『祈りのポーズ』と呼ばれるものがあります。これはよく急性膵炎など強い腹痛を伴う病気になった犬が、その痛みに耐えているときにとるポーズをそのように例えたりしますね。イメージとしては、人がお腹が痛かったりトイレを我慢しているときに、屈んでぐっと堪えているのと同じような状況なのかもしれません。
犬が腹痛のときは基本的に動きたがりません。いつもよりも元気がなく、ベッドから起きてこない、おやつを見せても食欲が出ないなどは、腹痛の際によく見られる行動になってくると思います。
このように、犬が前足を伸ばして胸を床につけ、おしりを上げるポーズは、ウォーミングアップの体勢のこともあれば、急性膵炎などで腹痛を感じているときにも見られます。
両者の見分け方としては…
・祈りのポーズに代表される腹痛のときの伸びの体勢→その場でジッとしていることが多いので、伸びそのものよりもその後の動きに注目するとよいです。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・原 駿太朗先生)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/柴田おまめ
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