犬と暮らす
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犬が室内で「マーキング」をする場合、対処法は?
では、犬のマーキングをやめさせたい場合はどうすればよいでしょうか。
「室内でマーキングをする犬の対処法」について、いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します。
犬がマーキングをする理由
マーキングには、自分のオシッコのニオイをつけることで自分の存在をアピールしたり縄張りなどを主張する、安心したかったり、他の犬への挨拶、情報交換をするなどの意味があります。
自分の縄張りの範囲内であれば、それを主張するために色々なところにマーキングをしますが、電柱など他の犬のニオイがする場所などでは、その上からマーキングをしようとすることが多いでしょう。
犬のマーキングはオス犬だけでなくメス犬も行うことがある
また、オス犬と同様にメス犬も犬同士の情報交換や挨拶、自分のニオイをつけて落ち着きたい場合などにマーキングを行うことがあります。
犬のマーキングを防ぐためにできること
飼い主さんができることとして、マーキング行動が始まる前に去勢手術や避妊手術を行ったり、屋外では散歩に出かける前に排せつをさせておくこともマーキングの防止につながります。
マーキングをする前には、犬がその場所のニオイを嗅ぐことが多いため、ニオイを嗅がせないようにすることもマーキングの防止になります。また、散歩中などでどうしてもマーキングしてほしくない場所では、意識的に素早く通り過ぎるようにしましょう。
室内でマーキングをする犬への対処法
トイレやペットシートの上などで排泄できたらしっかりと褒めてあげてください。
未去勢・未避妊の犬であれば、避妊去勢手術を行うことでマーキングが減ることが期待できます。
また、室内でのマーキングには、何らかのストレスや不安などが関係している場合もあります。愛犬の様子をよく観察し、一緒に遊んであげてコミュニケーションの時間を増やすなどの工夫で改善することもあるでしょう。
マーキングは犬の本能的な行動でもあるため、他の犬のニオイがある場所では、どうしても抑えられないこともあります。そのような場所へ出かける際にはマナーベルトなどをつけていくこともおすすめです。
愛犬のマーキングでお悩みの飼い主さんは参考にしてくださいね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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