愛犬に関することで、家族やいぬ友などとの人間関係に悩んでいませんか? 「嫌だな」と思うことがあっても、なかなか言いづらいシーンも多いですよね。そんな人づきあいのストレスから解放されるための伝え方のコツを、ベストセラー『伝え方が9割』の著者・佐々木圭一先生に教えていただきました。
ウンチを拾わない人を見たときはこう言ってみよう
「この間ウンチを放置した人が住人と大きなトラブルになったらしいですよ」
イラスト/河南好美
愛犬のウンチを道に放置する人を見ると、つい直接注意したくなりますが、余計なトラブルのもとになることも。こういうときにも使えるのが「嫌いなこと回避」です。ウンチを放置すると大ごとになる可能性をほのめかしてみて。散歩をしているということは近所の人でしょうから、近隣住民とのトラブルは避けたいはず。
愛犬を触られそうになったときはこう言ってみよう
「噛まれたら痛いよ~」
イラスト/河南好美
愛犬が嫌がっているのにもかかわらず、近所の子どもに愛犬を触られそうになったときなども、「嫌いなこと回避」を使ってみましょう。犬に噛まれるのは相手の子どもにとっても嫌なことのはずですから、「このコは触ると噛むよ」と伝えることで、「触るのはやめておこうかな」とあきらめてもらいやすくなるでしょう。
「吠えがうるさい」などと苦情を言われたときはこう言ってみよう
「ご迷惑をおかけしてすみません! 山田さんとは仲よくさせていただきたいので、もっとがんばりますね!」
イラスト/河南好美
人は「あなただけ」という言葉に弱いです。たとえば「吠え声がうるさい」などとご近所さんに文句を言われたときは、「山田さんとは仲よくしたいので気をつけます」と相手の名前を使ってみて。「私を重要視してくれているんだ」と思わせることで心が満たされ、大目に見てくれるかもしれません。ただし、吠え対策も同時に行いましょう。
いかがでしたか? 相手への伝え方が大切です。常に頭において、ストレス知らずの人づきあいを目指しましょう。
お話を伺った先生/コピーライター、作詞家 佐々木圭一先生
参考/「いぬのきもち」2021年10月号『モメナイための7つの伝え方』
イラスト/河南好美
文/いぬのきもち編集室