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犬の「疥癬症」ってどんな病気?人にもうつる、人と動物の共通感染症
「犬の疥癬症の症状と治療法」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。
疥癬症は皮膚の感染症
たとえば、森や植物の多い場所を散歩したり、野生のタヌキなどが密集するゴミ集積所などの近くを通ることなどで感染しやすく、特に、高齢犬や幼犬、免疫力が落ちた犬では感染すると重篤化しやすいです。
また、疥癬症は人にもうつる可能性のある、人と動物の共通感染症です。
疥癬症の症状と治療法
疥癬症が疑われる場合では、病変部を掻爬して(かき取り)、顕微鏡で観察する検査をし、疥癬症と診断された場合は、駆虫薬の内服や注射などでの治療が行われます。
愛犬が疥癬症にならないために注意すること
- タヌキの生活圏に行かない
- 散歩後はよく足を拭いたり洗うこと
また、もし愛犬が疥癬に感染した場合は、駆虫が完了するまで行動を制限して生活環境をこまめに掃除することが大切です。
多頭飼いの場合では、一頭が発症したら隔離し、他の犬も検査を受けるようにしましょう。
近年は都市部にもタヌキの目撃情報が多くみられています。タヌキがいる場所には近づかないなど、情報として知っておくことは愛犬を病気から守るためにも大切なことですね。
参考/いぬのきもちWEB MAGAZINE 『病気・症状データベース』
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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