犬が何も食べていないときに、口を「クチャクチャ」あるいは「パクパク」と頻繁に動かす仕草は、口の中や体に何らかの異変があることも考えられるそうです。
「犬が口をクチャクチャと動かす理由」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。
犬が食事以外で口を頻繁に動かす理由は?
犬が食事の時間以外で口を「クチャクチャ(パクパク)」と頻繁に動かす様子がみられる場合、以下のような原因が考えられます。
①悪心(胃がムカつく・気持ちが悪い)がある
口を頻繁に動かす様子がみられる場合では、体調不良や嘔吐の前兆などの悪心でよだれが多く出ている、吐き気を催している、車酔いなどの原因が考えられます。
②口腔内に痛みや違和感がある
犬の口の中に異変があるときも、口を頻繁に動かすことがあります。歯や上顎などに何らかの異物が挟まっていたりグラグラして抜けそうな歯がある、歯や歯茎が痛い、口腔内にできものがあるなどの原因が考えられます。
③何らかの神経症状等がある
脳や神経の病気による発作や麻痺などの神経症状として、口をパクパクしたりクチャクチャと動かす様子がみられることもあります。
愛犬に口を動かす様子が頻繁にみられる際の注意点
犬が口を動かす原因を取り除くためには、動物病院での診察が必要です。愛犬に口を動かす様子が頻繁にみられるとともに、食欲が落ちたり日常生活に影響が出ている場合は早めに動物病院を受診しましょう。
愛犬の気になる仕草に気が付くことは早期治療にもつながります。参考にしてください。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください