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歯石が付きやすい犬と付きにくい犬の違い どんな理由があるの?

犬は歯石が付きやすい動物だといわれることがありますが、歯石が付着しやすい犬とそうでない犬の違いはあるのでしょうか?

「歯石が付きやすい犬と付きにくい犬の違い」について、丸山知美先生に話を聞きました。

犬は歯石が付きやすいといわれる理由

歯石が付きやすい犬と付きにくい犬の違いと理由 いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬は歯石が付きやすい動物だといわれます。この理由として、人間よりも歯の本数が多いことと、犬の唾液はアルカリ性であることから、人間のような虫歯菌の影響よりも食べかすが石灰化することで歯石に変化してしまうことが考えられます。

歯石が付きやすい犬の特徴

歯石が付きやすい犬と付きにくい犬の違いと理由 いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬の体の特徴や生活環境、お手入れの習慣などにもよって歯の状態は異なるので一概にはいえませんが、歯石が付きやすい犬の傾向としては、大型犬よりも小型犬や中型犬のほうが歯石が付きやすいです。

また、歯の本数は同じでも、口が大きいコのほうが歯と歯の間隔があいているので、食べ物のカスが残りにくいといえるでしょう。そのほかでは、受け口などのかみ合わせの悪いコも歯石が付きやすい印象があります。

歯石が付きやすいのは犬種の歴史にある?

犬の歯石の付きやすさには個体差がありますが、元々の身体が大きい犬種をミニチュア化した犬種たちは、顎が小さくなったのに立派な歯を持つことによって歯が密集して存在するために隙間ができにくく、歯石が付きやすいのではないかとも考えられているようです。

このことからも、トイ・プードル、ミニチュア・ダックスフンド、ミニチュア・シュナウザー、ミニチュア・ピンシャーなどの犬種では歯石が付きやすい傾向がみられるように感じます。

犬の歯石予防はデンタルケアが大切

パグ
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犬の歯に「歯石が付く」「歯石が付かない」という点については、その犬の唾液の質や遺伝にも関係しているため、食べ物だけで歯石の付着を制御するのは難しいとも考えられています。

愛犬に歯石を付着させないために飼い主さんができることとしては、たとえば、子犬の頃からできるだけ口周りや歯に触れたり、歯ブラシに慣らすようにしたり、上手にできたらご褒美をあげるといった方法で歯みがきをする習慣をつけたり、かかりつけの獣医師に歯みがきの指導をしてもらうこともよいでしょう。

愛犬のデンタルケアの参考にしてくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・丸山知美先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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