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犬の体には鎖骨がない? 注意するべき動作とは

犬の体には鎖骨がないそうです。では、犬はどのように体を支えているのでしょうか?

「犬の体に鎖骨がないとどのような影響があるのか」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。

犬の体には鎖骨がない

犬の体には鎖骨がない? 注意するべき動作とは いぬのきもち
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――犬には鎖骨がないというのは本当ですか?

岡本先生:
「はい。本当です。私たちヒトには鎖骨がありますが、犬には鎖骨がありません。鎖骨がない犬は、肩甲骨と筋肉、靭帯、腱を使って肩周りを支えています。」

犬の体に鎖骨がないとどのような影響がある?

イングリッシュ・セター
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――犬の体に鎖骨がないことで起こる体への影響などはあるのでしょうか?

岡本先生:
「犬の体に鎖骨がないことによる影響としては、それぞれメリットとデメリットがあります。

メリットとしては、鎖骨を持たないことで足を前後に素早く動かすことができます。このため、犬は筋肉や靭帯、腱を使って体を支えながら速く走ることができるのです。

デメリットとしては、鎖骨を持たないことで前足の左右の可動域が狭くなります。」

鎖骨がない犬だからこそ気をつけるべき動作がある

犬の体には鎖骨がない? 注意するべき動作とは いぬのきもち
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――鎖骨を持たない犬にとって、体に負担がかかる肩周りの動作などはありますか?

岡本先生:
「犬の動作のなかで、鎖骨がない動物だからこそ気をつけるべき動きがあります。

たとえば、飼い主さんが犬の腕や肩だけを持って上に持ち上げたり、抱き上げるといった動作は、犬の肩周りに負担がかかります。

そのほかにも、犬の前足が左右に開く動作も負担がかかるので避けてください。」

ヒトと犬は体の構造が異なります。犬の体の仕組みを知っておくと、日々の生活のなかで愛犬に与える体への負担を軽減できるかもしれませんね。参考にしてください。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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