犬と暮らす
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「突然の交通事故により脊椎損傷を負った」愛犬さんごちゃん。手術の結果は
今回ご紹介するのは、交通事故による脊椎損傷を、懸命なリハビリによって克服したさんごちゃんのお話です。
一方的な相手の過失で起こった交通事故
もともと保護犬だったさんごちゃんは、2011年にインターネットの里親募集サイトを通じて、Kさん宅に迎えられました。その後、ご夫妻の愛情を一身に受けて、元気いっぱいに育ったさんごちゃん。ドッグランで思いきり走り回るのが大好きだったそうです。
「散歩も、早朝と夕方に1時間くらい行くのが日課で、散歩コースの公園では、たくさんの散歩仲間もできました」と語るKさん。
「ドンッという音がして、さんごのほうを見たら、道路の端に横たわっていたんです。バイクも車もそのまま走り去ってしまいましたが、そんなことより、さんごの命を救うことが先決でした。すぐに救急の動物病院を探すことに」とKさんは当時のつらい体験を振り返ります。
「まずはさんごの命を救うことに全力を注ぎました」
「早朝だったので、なかなか受け入れ先の動物病院が見つからず、一縷の望みをかけて、かかりつけ医の先生にも電話したところ、朝6時にもかかわらずたまたま電話に出てくれたんです。それで、みんなでさんごの体をそっと持ち上げて車に乗せ、動物病院まで運びました。そのとき、さんごは悲鳴のような鳴き声を上げ、本当に胸が張り裂けそうになりました……」
かかりつけ医でエックス線検査をしたところ、椎体が脱臼している重症で、すでに後ろ足には麻痺の症状も出ていたとのこと。少しでも早く大きな動物病院での手術が必要となり、かかりつけ医の先生が最短で手術をしてくれる動物病院の手配をしてくれました。
取材協力/いづみ犬と猫の病院、D&C Physical Therapy
写真/尾﨑たまき
取材・文/袴 もな
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