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犬がイライラするのはどんなとき? よくある原因、飼い主がすべき対応は|獣医師解説

犬もイライラすることがあるのでしょうか?

【調査】愛犬がイライラしている様子を目撃したことがある?

いぬのきもちWEB MAGAZINE『犬の行動に関するアンケートvol.21』
いぬのきもちWEB MAGAZINE『犬の行動に関するアンケートvol.21』 回答122件
今回いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さん122名に「愛犬がイライラしている様子を目撃したことがあるか」アンケート調査を実施。すると、飼い主さんの約半数が該当する結果になりました。

【目撃談】愛犬がイライラしていたときの様子は?

見つめる犬
getty
では、愛犬はどのようなときに、どんなふうにイライラしていたのでしょうか。飼い主さんたちにお話を聞きました。

おなかが空いていて…

  • 「おなかが減るとイライラするのか、普段は吠えないのに自分を見て吠える」

  • 「おやつを目の前に、オテ、オカワリ後のマテの時間が長かったとき。吠えて催促していました」

  • 「ごはんが遅いとき、吠える」

上手くいかなくて…

  • 「大きなガムが上手に押さえられなくて、イラッとしながら『ママが押さえてよ!』とひと吠え」

  • 「ケージの中から外にあるおもちゃを取りたくても取れなかったときに、前足を伸ばしながら吠えていました」

やりたいことができなくて…

  • 「台風のとき、散歩に行きたいけど行けなかったとき、体をしきりに掻いていた」

  • 「お散歩を休んだときや、お留守番が長かったときとか。暴れ走りまくり、ソファの上を激しく飛んだり跳ねたり、その辺にあるおもちゃやタオル、座布団などを食いちぎる勢いで噛んだりする」

  • 「雨で散歩に行けなかったとき、家具をかじってガウガウしていた」

思い通りにならなくて…

寝る犬
getty
  • 「遊んでほしくて誘っているのに応じてもらえないとき、地団駄みたいなしぐさをします」

  • 「大好きな彼に抱っこしてもらおうと膝下に行って、カリカリカリ…と前足で彼の膝にアピールしたのですが、仕事をしていたために断られ、リビングに戻ってきて自分より大きめのぬいぐるみやおもちゃをくわえて投げ飛ばし、その後何度もブンブン振り回していた」

  • 「好きなオモチャを同居犬に取られて、返してもらえないとき。甘えた声で鳴いたり、怒りに任せて置いてある物に鼻でツンツンする」

  • 「なかなか遊んでもらえず、やっと遊んでもらったのに納得いかない感じで、いつもより激しく声を出して遊んだり、急におしりを下げ気味でダッシュを繰り返すとき、あ~苛立ってるのかしら?と思う」

  • 「忙しくてかまってあげられなかっときに、自分のおもちゃに八つ当たりしたり、名前を呼んでも拗ねて反応してくれないときもあります」

  • 「自分の思い通りの散歩道じゃなかったり、もっと遊びたいのにリードを引っ張ったりすると、リードを噛む」

しつこくされて…

  • 「ドッグランでほかの犬に執着されたとき」

  • 「同居犬に追いかけ回されて、プツンと糸が切れたようにやり返していた」

  • 「シニア犬にパピー犬がしつこく遊びに誘っているときに、遊ぶ気分でないシニア犬はイライラしてます」

  • 「嫌なことをしつこくされてるとき、ウーっと唸って歯を出してきます」

ほかにも、こんなエピソードが!

  • 「同居犬が騒いで、うるさい!と言わんばかりに吠えてイライラした様子」

  • 「愛犬(メス)の好きな犬(メス)がほかの犬(オス)と一緒に散歩をしているのを、窓から見たとき。玄関と窓をうろつき、吠える」

  • 「アトピー性皮膚炎で薬が切れて 痒みがひどくなってきたとき」

  • 「眠いときにイライラしやすいみたいで、寝る体勢のときに同居犬が近くをウロウロしていたり、母が急に動いたりすると『ヴゥ~』と怒ることが多いです」

  • 「どちらというと、静かな環境を好むコ(柴犬11才オス)です。喧嘩とかも苦手です。だから、たとえば無駄吠えするコが偶然いる公園とかで、ある程度の距離を保てていればうるさくても我慢しているのを感じますが、リードも長くしたままで、そのコの制御もままならずうちのコに近づこうとしてきたとき。明らかにイライラしているのが、リードを通じて感じます。うちのコはほぼ無表情なのでわかりにくいと言われますが、よく見ると耳の立ち方やしっぽなどの毛の逆立ち、目つきや小さな唸り声など変わります」

【獣医師解説】犬がイライラしやすいシーンは?

なにかを見つめる犬
getty
飼い主さんたちからさまざまなエピソードが寄せられましたが、犬がイライラしやすいシーンとは、どのような場面なのでしょうか? いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。
岡本先生:
「日常で見られる犬がイライラしやすいシーンは、たとえば次のような場面でしょう。
・天候などが原因でお散歩に行けないとき
・空腹時になかなかごはんをもらえないとき
・一緒に暮らす同居犬や、散歩中、ドッグランでほかの犬にしつこくされたとき
このような場面で犬がイライラしているときには、『吠える』『唸る』『ものに八つ当たりする』などといったしぐさ・行動をすることがあるでしょう」

病気などが原因でイライラしているケースも

岡本先生:
「上記で述べたシーン以外にも、体に強い痒みがあったり、痛みがあってイライラしている場合もあります。

ずっと体を掻いている、触ろうとすると過剰に怒るなど、愛犬の様子がいつもと明らかに違う場合は病気の可能性があるので、早めに動物病院を受診してください。

精神的な問題の場合は、イライラしている原因をよく観察し、なるべく早く解消してあげられるようにしましょう」
いぬのきもちWEB MAGAZINE『犬の行動に関するアンケートvol.21』
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
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