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犬が散歩中に「飼い主をチラチラ見る」のはなぜ? 気になる心理を獣医師が解説

散歩をしているときに、愛犬が飼い主さんのことをチラチラと見てくることがありませんか? この行動から、犬のどのような心理が読み取れるのでしょうか。

この記事では、犬が散歩中に飼い主さんをチラチラ見る心理や、ほかにもよく見られる犬の散歩あるあるな行動について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

犬が散歩中に飼い主さんをチラチラ見る心理

散歩するチワワ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
散歩中はさまざまな音やニオイがしたり、動物や人に会う機会があります。そうした刺激があるたびに、犬は飼い主さんに確認したり、飼い主さんの反応を見ようと顔を確認することがあります。

散歩中に飼い主さんをチラチラ見る犬には、傾向が見られるかと思います。たとえば、普段から飼い主さんのことを目で追ってアイコンタクトをしてくるコや、コマンドの際にアイコンタクトをしてくるコは、散歩中も飼い主さんとアイコンタクトをとろうとするコが多いでしょう。

犬が散歩中によく見せる行動はほかにも! 犬の「散歩あるあるな行動」の事例

散歩する柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
上記の行動のほかにも、愛犬との散歩中に飼い主さんがよく見るという犬の行動もあるようです。いくつか事例を取り上げながら紹介します。

1.ニオイをくんくんする

犬は嗅覚が優れているため、ニオイを嗅ぐことで情報を集めています。特に好奇心の強いコに見られる行動だといえるでしょう。

2.ウンチをする前にくるくる動く

犬が散歩でウンチをする前に、くるくる動く行動をすることがあります。これは、排泄する場所を踏んで確認して、そこでウンチをしようかどうか決めているのでしょう。特に、散歩や外の環境に慣れている犬に見られやすい行動かと思います。

3.草を食べる

犬によっては、道端の草を食べることがあります。草の食感や味が好きなこともあるかと思いますが、胃腸の不調や不快感から草を食べていることも考えられます。愛犬の食欲の低下などがないか、飼い主さんは注意深く観察しましょう。

また、草に除草剤等がまかれている可能性もあるため、食べてしまうと危険な場合も。基本的には、愛犬に草を食べる習慣はつけないようにしましょう。

4.土などを後ろ足で蹴る

犬が散歩中に、土などを後ろ足で蹴るような行動をすることがあります。排泄後の場合だと、マーキング行動の一種だと考えられるでしょう。縄張りを主張する意味合いが強いので、オスに多い行動だといえます。

5.拾い食いをする

散歩中、道端に落ちているものを口にする犬もいます。なかには、とにかく落ちているものを口にしてしまう犬もいるようなので、注意が必要です。

拾い食いは、続けることで習慣化してしまいます。飼い主さんは散歩中、愛犬のリードを短く持って拾い食いを未然に防ぎ、習慣をなくしていくように努めましょう。

しつけの工夫としては、散歩中にアイコンタクトを積極的にとる練習をし、「目が合ったらご褒美をあげる」というのを繰り返してみてください。

6.側溝を怖がる

側溝を怖がる犬がいますが、踏んだときの感触が不安定なことや、穴が空いているように見えることに「怖い」と思ってしまうのでしょう。側溝を怖がる犬は、警戒心の強いコや怖がりなコに見られやすい傾向があるかと思います。

側溝が苦手な愛犬に対して、無理に克服させようとする必要はありません。側溝に足を引っかけてしまったり、無理に側溝の上を歩かせると、散歩自体を嫌がるようになる可能性があります。

散歩のときは側溝の手前でスピードを落とし、愛犬に気づかせやすくしてあげてください。
散歩する犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬は散歩中に、飼い主さんにさまざまな姿を見せてくれます。愛犬との関係性を深める時間として、飼い主さんも楽しめるとよいですね。

なかには、拾い食いなど注意が必要な行動もあるので、危険を未然に防げるように十分に配慮してあげましょう。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ
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