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「ケンの家」を卒業して幸せになった犬たち

ここでは、犬と、犬を取り巻く社会がもっと幸せで素敵なものになるように活動している方々をレポートします。

今回は、シニア犬や疾患のある犬を積極的に保護し、譲渡が難しい犬たちは生涯シェルターでお世話をする保護犬支援団体「ケンの家」について紹介します。

1回目の記事|シニア犬や疾患のある犬を積極的に保護し続ける保護犬支援団体「ケンの家」

2回目の記事|譲渡が難しい犬は生涯シェルターでお世話をする「ケンの家」の活動

新しい飼い主さんのもとで幸せになった犬たち

看板犬でムードメイカーだった姫ちゃんは、7才のとき保護され6年間ケンの家で過ごし、昨年虹の橋に
看板犬でムードメイカーだった姫ちゃんは、7才のとき保護され6年間ケンの家で過ごし、昨年虹の橋に
神奈川県横浜市の郊外にシェルターをもつ保護犬支援団体「ケンの家」では、新しい飼い主さんのもとで幸せになった犬もたくさんいます。
 
Mさんと、Nさんは、ともにケンの家でボランティアをしたことがきっかけで、保護犬を迎えることになりました。
 
Mさんは、シェルター内でシャイな性格だったクゥくんが、自分をいつも慕ってそばに寄ってきてくれたことがきっかけに。「じつは、そのころ私はメンタル面の不調で会社を一時休職してボランティアを始めてみたんです。ケンの家の犬たちからは勇気をもらえました。一度人に裏切られたにもかかわらず、また人を信じて力いっぱい生きる犬たちの姿に感動し、クゥを生涯幸せにしてあげたいと思ったんです」とMさん。
Mさん家のクゥくん。最初奥さまは迎えるのに慎重でしたが、今ではいちばんメロメロに
Mさん家のクゥくん。最初奥さまは迎えるのに慎重でしたが、今ではいちばんメロメロに
Nさんは、元保護犬だった愛犬を亡くしたあと、ケンの家でボランティアを開始。ペットロスと向き合うなか、新たに保護犬を迎えようと思い、代表の浅川さんにマッチングをしてもらいました。

「ミミは、前の飼い主さんから『成犬になって顔がかわいくなくなったから』という信じられない理由で飼育放棄されたんです。つらい思いをしたぶん、うちでは存分に甘えてもらい、ペット可の宿に泊まったり、どこに行くにもいっしょの生活になっています」
Nさん家に迎えられたミミちゃん(7才)。ミミはフランス語で〝かわいくてたまらない!〞の意味だそう
Nさん家に迎えられたミミちゃん(7才)。ミミはフランス語で〝かわいくてたまらない!〞の意味だそう
ケンの家では、犬を心から愛する代表の浅川晶枝さんとスタッフの力で、多くの保護犬たちが再び笑顔を取り戻しています。

※保護犬の情報は2022年10月6日現在のものです。
出典/「いぬのきもち」2022年12月号『犬のために何ができるのだろうか』
写真/尾﨑たまき
写真提供/ケンの家
取材・文/袴 もな
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