犬と暮らす
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引き戸を鼻で開けて「ドアストッパー」と化す犬 どんな気持ちなの?|獣医師解説
「ここは閉めさせませんよ?」と言わんばかりのふぉるてくんの表情や態度に、クスッと笑ってしまいますね!
「引き戸を開ける」行動は、毎日見られる
キッチンとリビングの間には同じ引き戸が2カ所あるそうで、ふぉるてくんはまずリビングの引き戸を全開にしてから、みんながいるキッチンの引き戸を開けて座るのだとか。
写真撮影時はちょうど赤ちゃんの沐浴中だったとのことで、飼い主さんは「寒いから閉めてくれ〜」と思いながらも、可愛いふぉるてくんのことを見ていたといいます。
「ふぉるては、『暑いから外に出たいけれど、みんなと一緒にいたい』という気持ちから、あのような行動をしているのかなぁと思います。そう思うと、とても愛おしいですね」
ふぉるてくんの「かまってアピール」にキュン!
ボールを取ってくれるまで、ふぉるてくんはずっとベッドの下を覗いているといいます。
「ふぉるてはブラッシングをしてほしいときに、クッションをハムッとくわえてソファに座ってアピールします。
かまってもらいたいときには、モノをくわえてきて『ほら取っちゃったよ〜追いかけてみな〜』という感じで、煽ってきます(笑) 追いかけないと飼い主のおしりにぐいぐい押し付けてくるのですが、それがまた可愛いですね」
【獣医師解説】引き戸のところで「ドアストッパー」のようになってしまう犬の心理
いぬのきもち獣医師相談室の藤井亜希奈先生が解説します。
「おそらく、ふぉるてくんは引き戸を開けたりレールの上に座っていることで、『家族にかまってもらえる』ということを学習したのだと思います。
なので、引き戸を開ければ『家族に注目してもらえる』『閉まらないように座っていればずっとかまってもらえる』などと思っているかもしれません。
ご家族もふぉるてくんのことを『あざとく悪知恵が働く』と評しているように、『こうすれば気が引ける、遊んでもらえる!』ということを学んでいるのでしょう。遊んでもらうことが大好きで、ご家族との信頼関係がしっかりと築けていると、こういう行動をとるかもしれません。
愛犬が遊んでもらいたくてもご家族がそれを無視していると、こういった行動は見られないでしょうから、ご家族のふぉるてくんへの深い愛情がうかがえますね」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・藤井亜希奈先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文・構成/柴田おまめ
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