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もしかして見えていない? 目が見えなくなった愛犬との暮らし方を獣医師に聞いた

愛犬が高齢になったり病気があるなどの理由で「目が悪くなったのかな? 」「周囲が見えにくくなったのかな? 」と思う瞬間があったとき、どのように接してあげるとよいのでしょうか。

「目が見えなくなった愛犬との暮らし方」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。

犬の視力は人でいうところの0.2〜0.3程度

目が見えなくなった愛犬との暮らし方 いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――犬は目が悪いといわれることがありますが、犬の視力はどのくらいあるのでしょうか?

岡本先生:
「犬の視力は一般的に人の視力でいうところの0.2〜0.3程度であまり優れていないといわれています。ただし、視力自体は悪くても、犬は動体視力や暗闇で物を見る能力に優れた動物です。」

犬の目が見えにくくなる理由

目が見えなくなった愛犬との暮らし方 いぬのきもち
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――「犬の視力が悪くなった」「犬が失明した」という場合、どのような理由が考えられますか?

岡本先生:
「一般的に犬の目が見えにくくなる、見えなくなる理由としては、目の病気である白内障によるものが多いかと思います。」

目が見えにくい犬・失明した犬への接し方

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――愛犬が老化や病気などの理由から目が見えにくくなったり失明をした場合、日々の暮らしのなかでどのような接し方をしてあげるとよいのでしょうか?

岡本先生:
「愛犬の目が見えにくくなっている場合は、明るさの変化で愛犬を驚かさないようにしてあげてください。

たとえば、急に部屋を明るくしないように注意したり、突然明るい場所や眩しさを感じそうな場所に出ないように気をつけてあげるとよいでしょう。

そのほかでは、愛犬をびっくりさせないためにも声をかけてから体に触ったり、室内にある家具などの配置をなるべく変えないようにしてあげるとよいですね。

目が見えない犬と暮らす心構えとしては、犬は人よりも視覚に頼って生活していないため、見えない状態であってもほぼ支障なく生活できるコが多いです。

ただし、段差などで転んだり障害物に当たってケガをしないように注意してあげるとよいかと思います。」

周囲の環境が見えにくい、あるいは見えない犬と接するときは、飼い主さんが周囲の安全を確認して見守ってあげたり、ケガをしないように環境を整えてあげましょう。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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