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もしも地震がおきたら「愛犬と避難するときの心構え」

地震発生後、もしかしたら避難場所への避難が必要になるかもしれません。どのような準備が必要なのでしょうか? 今回は、避難するときの心構えや、犬がパニックになってしまったときの対処法について、防災士でもある浜田あゆりさんに教えていただきました。

まずは飼い主さんが落ち着いた行動を

ペキニーズのペー子ちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
飼い主さんが悲鳴をあげたり、あわてたりしてしまうと犬もパニックになってしまいます。まずは飼い主さんが冷静に対応できるようにしましょう。
避難をするときは、愛犬が脱走しないように対処し、避難が必要なさそうな場合でも、状況が変わったときに備えて災害の状況などの情報を把握し、準備をしておくことが大切です。

避難するときの準備

小型犬のALOちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

ダブルリードにする

避難場所までの移動は、人で混雑していたり、余震が起きたりする可能性が考えられます。犬がパニックになって逃げださないように、ハーネスもつけてダブルリードにしておきましょう。ふだんからハーネスに慣れさせておくといいでしょう。

犬用の靴を履かせる

中型犬や大型犬の場合、避難場所までの移動は歩いていくことが現実的でしょう。がれきが散乱していることもあるので、素足ではなく、犬用の靴を履かせてあげましょう。普段から慣れさせておくとよいでしょう。

犬用のおむつ、犬服を着用させる

避難場所には、犬が苦手な人もいます。抜け毛や排泄物が迷惑にならないように、おむつや長袖の犬服を着用させておくといいでしょう。コットン製の犬服であれば、寒いときには上からカイロを当てることも可能です。
ただし、おむつや犬服を嫌がる場合はストレスになってしまうので、無理強いはやめましょう。

クレートを用意する

避難場所では、犬をクレートに入れておくことが基本です。クレートの持ち運びにはショルダーベルトがあると便利で安全です。付属していないものが多いため、あらかじめ専用のものを用意しておきましょう。犬がパニックになっている場合はクレートを嫌がることもあるので、お気に入りのブランケットなども入れておくと安心しやすいでしょう。

愛犬がパニックになってしまったときの対処法

チワワのリボちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬がパニックになってしまった場合は、急に近づいてしまうと驚いて逃げてしまったり、本気で噛みついたりする場合があります。そのため、ある程度落ち着くまで待ち、名前を呼んだり、「オイデ」と声をかけたりして呼び寄せてみましょう。近寄ってきたらなでるなどして安心させてあげてください。

被災状況によっては、愛犬のパニックがどうしても収まらない場合、人だけで避難することも考えなければならないでしょう。その場合は、愛犬が安全に過ごすことができる場所を確保し、フードや水を準備しておきます。ボランティアの人が来たときに発見してもらえるよう、玄関の外側に犬の情報を貼っておきましょう。
人もパニックになりがちですが、まずは飼い主さんが冷静に対応することが犬を守ることにつながります。災害時の行や備えを今一度確認してみてくださいね。
お話を伺った先生/浜田あゆりさん(「ペット防災せたがやネットワーク」代表理事 防災士 愛玩動物飼養管理士)
参考/「いぬのきもち」2023年3月号『「もしも」を絵本仕立てでシミュレーション 地震が来た! 愛犬とどうする?」
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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