犬と暮らす
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動物病院で行う「犬の細胞診検査」って何をする検査?
「犬の細胞診検査」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。
動物病院で行われる細胞診検査とは
岡本先生:
「細胞診検査とは、腫瘤が見つかったときに、腫瘤の中身が何なのかを調べる第1段階の検査のことをいいます。
この検査を行うことで、見つかった腫瘤の中身が体液なのか、膿なのか、何かの細胞の塊なのかなどの評価の材料となります。」
犬の細胞診検査の流れ
岡本先生:
「細胞診検査は、見つかったしこりやできものに対して注射針を刺し、針先に採れてきた成分をスライドガラスに引き、染色を行なって顕微鏡で観察します。」
犬の細胞診検査は無麻酔で行うことができる
岡本先生:
「細胞診検査を行う際には基本的に麻酔は必要ありません。ただし、口腔内や足先、顔周りなど、針を刺す際に犬が動くと危険な場所や体が動きやすい場所であったり、その犬の性格や様子によっては鎮静や麻酔が必要になるケースも考えられます。」
――皮膚に注射針を刺す際に犬に痛みはあるのでしょうか?
岡本先生:
「細胞診検査で犬が感じる痛みとしては、ワクチンや採血の時の痛みと同程度だと思います。」
愛犬の体にしこりやできものを見つけたときは動物病院を受診するようにしましょう。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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