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シニア犬が気をつけたい室内で起こる「思わぬケガと予防策」

年齢を重ねたシニア犬は、体の機能の衰えによって室内で思わぬケガをしてしまうことがあります。

「シニア犬に起こりやすい室内でのケガと予防策」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。

シニア犬は家の中でのケガが起こりやすくなる

シニア犬が気をつけたい室内で起こる思わぬケガと予防法 いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
シニア犬は、加齢によって視力や認知機能、体をコントロールする能力、筋力などが低下していき、家の中でのケガが起こりやすくなります。

たとえば、階段やソファ、玄関での落下、転倒などは、シニア犬のケガの原因となることが多いです。

今回は、シニア犬に多い「視力低下によって起こるケガ」と「関節炎や筋力の低下によって起こるケガ」についてみていきましょう。

シニア犬の視力低下で起こるケガと予防

シニア犬が気をつけたい室内で起こる思わぬケガと予防法 いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
シニア犬は、視力や体をコントロールする機能の衰えによって室内で障害物や壁などにぶつかったり、家具や段差、階段などで転落をすることでケガをする可能性があります。

視力が低下した犬のケガを予防する方法としては、飼い主さんが愛犬から目を離す際は、サークルの中などの囲まれた安全な空間で過ごしてもらうようにしたり、愛犬がぶつかりそうな場所には緩衝材やクッションを設置するとよいでしょう。また、落下する可能性がありそうな場所には入れないようにしましょう。

シニア犬の関節炎や筋力低下で起こるケガと予防

犬は年齢を重ねるとともに、加齢による関節炎や筋力の低下が起こります。このため、シニア犬は転倒しやすかったり、つまずいたり、少しの段差でも着地に失敗して転んだりと関節に負担がかかってしまうことがあります。

関節炎や筋力の低下が起こっている犬のケガを予防する方法としては、室内を滑りにくく踏ん張りやすい床にしたり、できるだけ段差を少なくしたり、トイレや水飲み場、寝床などの生活動線を若い頃よりも近づけるなど、関節や筋肉に負担がかからないようにしてあげるとよいでしょう。

シニア犬が暮らしやすい生活環境作りを心がけよう

いぬのきもち投稿写真ギャラリー
シニア期を迎えた愛犬の老いを避けることはできません。

毎日を過ごす空間だからこそ、愛犬の室内での思わぬケガを避けるために生活環境を整えてあげることが大切ですね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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