犬と暮らす
UP DATE
犬の涙やけはなぜ起こる?原因とケアの仕方を獣医師に聞いてみた
「犬の涙やけが起こる原因とケアの仕方」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。
犬の涙やけとは
岡本先生:
「犬の涙やけとは、病的な要因や体質によって涙が流れやすくなることで、目の下の毛が茶色や赤茶色に変色することをいいます」
犬の涙やけが起こる原因
岡本先生:
「犬の涙やけの病的な要因としては、たとえば鼻涙管閉塞、逆さまつげや眼瞼内反症などによる角膜の刺激、マイボーム腺の機能低下、アレルギー、体質では鼻涙管が細いなどによって涙やけが起こりやすくなります」
犬の涙やけに対する治療法
岡本先生:
「一般的に、鼻涙管洗浄や逆さまつげ抜き・外科手術(角膜への刺激の解除)、ホットタオル治療や眼軟膏・点眼が行われます」
――では、愛犬の涙やけに対して飼い主さんが日常でできるケアはありますか?
岡本先生:
「涙やけを起こしているコは目の周りが皮膚炎になりやすいので、こまめに拭いてあげるとよいでしょう。また、お手入れしやすいように目の周りの毛を短くカットしてもらうのもよいかと思います」
犬の涙やけを予防する方法
岡本先生:
「犬の涙やけに対する予防方法はないかと思います。悪化しないためにできることとしては、こまめに拭いてあげるなどのお手入れをすることです」
犬の涙やけは、病気や体質が原因となっていることがあるとのこと。愛犬の涙やけでお悩みの飼い主さんは参考にしてくださいね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
UP DATE