1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. 飼い方
  4. 散歩
  5. 外で遭遇しやすい「犬にとってキケンな生き物」愛犬との散歩中は要注意!

犬と暮らす

UP DATE

外で遭遇しやすい「犬にとってキケンな生き物」愛犬との散歩中は要注意!

愛犬と散歩に出ると、多くの虫や生き物に出会うはず。口にすると健康を害す生き物も多く、飼い主さんがしっかりと見てあげる必要があります。今回は散歩中に気をつけるべきキケンな生き物について、獣医師の野矢雅彦先生に教えていただきました。

ヘビ

遠くの動物に挨拶したチワワの快くん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
池や川の近くや周辺の自然豊かな場所には、毒ヘビであるマムシが潜んでいることがあります。下草が多い場所だと、足元にいるマムシに気づかずに踏んづけてかまれることも。かまれると患部が大きく腫れ、場合によっては毒素が回った組織の一部が壊死することも。すぐに死に至ることは少ないので、慌てず速やかに受診してください。

セミ

お散歩を楽しむフレブルのうるちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
夏場は至るところに現れるセミ。散歩中、弱ったセミが道路にいることもありますが、口にさせるのはNG。セミの体内に病気が潜んでいたり、殺虫剤の成分が体に付着していたりすることも。食べて消化不良を起こす可能性もあります。前足でつつく程度なら許容範囲ですが、自由にニオイをかがせ続けていると、誤って口にするかもしれないので気をつけましょう。

ノミ・マダニ

お散歩する柴のれおくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
植物が茂っている場所には、ノミやマダニが潜んでいる可能性が大。とくにマダニは、あぜ道や都市部の公園などでも見られることがあります。土手や河川敷での出没率も高いので、そこを散歩ルートにしている場合は要注意です。

ミミズ

お散歩する七ちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
梅雨の時季や夕立のあとなどは、ミミズが地表へ出てくることがあります。公園や河川敷、田畑といった土が見えている場所以外に、落ち葉の積もった側溝から出てくることも。ミミズは体内に毛細線虫という寄生虫を宿していることがあり、口にさせるのはキケン。ミミズに体をこすりつけた場合は、帰宅後に体をよく拭くか洗うと安心ですよ。

ハチ

お散歩するトイプーのノエルちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ハチのなかでも、とくに注意したいのがスズメバチとアシナガバチ。刺されると患部が大きく腫れ、アナフィラキシーを起こすおそれもあります。樹木や民家の軒下などに巣を作ることもあるため、ときには高い位置にも目を向けながら散歩し、1匹でも見つけたらその場を静かに離れて。黒っぽい服装は襲われやすいといわれているため、犬に服を着せるなら白っぽいものにしましょう。
ひとたび散歩に出ると、虫や生き物との遭遇は避けられません。キケンな生き物と接触させないよう、しっかりとリードを握って愛犬の行動をコントロールしましょう。
お話を伺った先生/野矢雅彦先生(ノヤ動物病院院長 獣医師)
参考/「いぬのきもち」2023年7月号『寄生虫・昆虫から魚まで 思いがけない場所にいるから要注意! キケンな虫&生き物・出没マップ』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
CATEGORY   犬と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る