犬と暮らす
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犬の熱中症はどこを冷やすと効果的? 上手な体の冷やし方3つのポイント
愛犬に暑がる様子や熱中症の症状がみられたとき、犬の体温を効果的に下げるためには体のどこを冷やすとよいのでしょうか?
「犬に熱中症の疑いがある場合に体を上手に冷やす方法」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。
犬の熱中症のサインとは
- 歩くペースが遅い
- 元気がない
- 下を向いている
- 座り込む
- 伏せる
- 激しいパンティングをしている(呼吸が浅く早い)など
これらの愛犬の様子に気がついたら、涼しい場所で早めに休憩をさせるようにしましょう。
愛犬が動くことができて自力で水を飲むことができるようであれば、水を飲ませてあげてください。
犬の体を効果的に冷やす3つのポイント
ここからは、犬の体を冷やす際の3つのポイントについてみていきましょう。
①水や保冷剤などを使って犬の体を冷やす
水や保冷剤以外にも、水で濡らしたバスタオル、氷嚢、クールバンダナやネッククーラー、クールベストなどのアイテムも活用できます。
②犬の体を冷やす効果的な場所は「首」「内股」「脇」
犬の体を冷やそうとする場合は、体表の近くに太い血管がある場所や被毛の薄い場所である首、内股、脇などを冷やすと効果的です。
③湿った体に風を当てて犬の体を冷やす
体を湿らせ、そこに風を当てることで気化熱(水が蒸発するときに周りから奪う熱)を利用して体温を下げる効果があります。
犬の体を冷やす際の注意点
犬の体を冷やすタイミングとしては、犬に暑がる様子があって、涼しい場所が近くにない場合や熱中症の疑いがある場合の応急処置として行うとよいでしょう。
愛犬の体調に異変がみられた場合はそのままにせず動物病院を受診してください。
まだまだ暑い時季は続きます。暑い時間の運動や散歩は避け、水分や休憩をこまめに取って愛犬が熱中症にならないように注意してくださいね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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