1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. 健康・病気
  4. 病気の兆候
  5. 犬の血尿はなぜ起こる? 原因と対処法について獣医師に聞いてみた

犬と暮らす

UP DATE

犬の血尿はなぜ起こる? 原因と対処法について獣医師に聞いてみた

愛犬のおしっこに血が混ざっていることに気がついたら、そのままにせず動物病院を受診しましょう。犬の血尿は命に関わる病気の場合もあるので注意が必要です。

「犬の血尿の原因と対処法」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

犬の血尿とは

犬の血尿はなぜ起こる? 原因と対処法について獣医師に聞いてみた いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬の血尿とは、犬の尿に何かしらの原因で血液が混じることをいいます。

ペットシーツに吸収された尿の色の変化で飼い主さんが気がつく場合もありますが、血尿には気がつかず愛犬に頻尿の症状がみられていて動物病院に来院されるケースも多いです。

血尿の色には、赤い血が点々と混ざっていたり、薄いピンク色やオレンジ色、真っ赤な血尿が出る場合もあります。

犬の血尿の原因

犬の血尿はなぜ起こる? 原因と対処法について獣医師に聞いてみた いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬に血尿の症状がみられる場合、性別に限らず膀胱炎や膀胱腫瘍、尿道炎、尿石症(尿路結石症)、中毒、ストレス、オスの場合は前立腺炎、前立腺腫瘍、メスの場合は子宮蓄膿症などの病気が原因となっている場合も考えられます。

犬の血尿はそのままにしないこと

オーストラリアン・シェパード 上目遣い いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬に血尿や頻尿がみられている場合、そのままにしておくと血尿や頻尿が酷くなり、尿路閉塞を起こしたり発熱したり、ときに命に関わることもあります。

また、血尿に似た症状に溶血による血色素尿というものがあります。血色素尿は、飼い主さんが血尿と判断されることが多いですが、これは血尿ではなく、血液中の赤血球が壊れて血色素が尿に排泄されている状態で、早急に治療しないと命に関わる可能性もあります。

早期に治療を行うためにも、愛犬のおしっこに血が混ざっていることに気がついたら、そのままにせず、動物病院を受診しましょう。

動物病院で行われる血尿に対する治療法

犬の血尿はなぜ起こる? 原因と対処法について獣医師に聞いてみた いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬の血尿に対しては、原因によって対処法や治療法が異なるため、できるだけ早く動物病院を受診して、必要な検査と治療を受けましょう。

たとえば、尿石症が原因の場合は投薬治療や食事療法、膀胱炎の場合は原因となっている細菌に効果的な抗生物質による治療が行われます。

愛犬に血尿が出ているときに飼い主さんができること

ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア お散歩 いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬に血尿が出ていたら、そのほかに症状がないかをよく確認し、血尿の出た回数や期間、血尿の色や頻度、いつもと違うことなどをメモしたり、写真に撮っておくとよいでしょう。これらの情報を獣医師に伝えることで、診察や検査に役立つことがあります。

犬の血尿を予防する方法はありません。定期的に健康診断を行い、もし愛犬に血尿がみられたらすぐに動物病院を受診することが大切です。参考にしてくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
参考/「いぬのきもち WEB MAGAZINE「獣医師監修|犬の血尿の原因を写真付きで解説 オス・メス別の要因も」
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
CATEGORY   犬と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る