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「犬のセカンドオピニオン」受ける前に知っておきたい注意点とは

かかりつけ医とは別の医師に意見を求めるセカンドオピニオン。セカンドオピニオンは、愛犬の健康長寿に役立つ仕組みですが、やみくもに受けるとイメージとは異なる結果になることも。注意が必要な3つのパターンについて、獣医師の正岡久典先生に教えていただきました。

「セカンドオピニオンを受ける=完治」ではない

セカンドオピニオンを受ければ、納得のいく治療法が必ず見つかって病気やケガがスムーズに完治させられる、と思っていたらそれは間違いです。よりよい治療法が提案されることも当然ありますが、かかりつけ医の意見のほうが結果的に愛犬に合っていて効果が出るという場合も。また、現在の獣医療のレベルとして限界で、どちらの意見をとっても完治が難しい場合もあります。

個人ブログやSNSなどの情報を鵜呑みにしがちな人は、受けてもうまくいかないことが……

イラスト/ mem
イラスト/ mem
インターネットで愛犬の病気について調べて、その情報をもとに獣医師と相談するのは悪いことではありません。ただその情報源が個人ブログやSNSだと、情報自体が誤っていたり、愛犬に合わない方法だったりすることが。誤った情報を鵜呑みにして「同じようにしたい」とセカンドオピニオンを受けても、いい治療につながりにくいケースが多いです。

セカンドオピニオンの診療費は、通常診療より結果的に高額になることも

イラスト/mem
イラスト/mem
セカンドオピニオンを受ければ、当然診療費がかかります。またセカンドオピニオンを受ける飼い主さんは、愛犬の病気にしっかり向き合って治したい、と考えている人も多いです。そうなるとどうしても検査や処置が増えるため、最終的な治療費が高めに。セカンドオピニオンを受ければ、相応の時間と費用がかかることを忘れずに。
いかがでしたか? セカンドオピニオンを受けさえすれば安心なのではなく、愛犬と自分にとってセカンドオピニオンが必要な理由をよく考え、飼い主さん自身が上手に活用することが大切なんですね。
お話を伺った先生/志村坂下動物総合医療センター、および動物総合医療センター千葉・センター長。獣医師 正岡久典先生
参考/「いぬのきもち」2023年8月号『犬のセカンドオピニオンってこういうこと』
イラスト/mem
文/いぬのきもち編集室
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