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犬の問題行動を防げる！ 「マッテ」を完璧マスターしよう
ベテラン飼い主さんに３大指示しつけ（アイコンタクト、マッテ、オイデ）のアンケートをとったところ、半数以上が「できないときがある」と回答。しつけのなかでも重要度の高い３大指示しつけは、完璧にマスターすれば、日常生活に今すぐ役立ってくれます。今回は「マッテ」をマスター！ ドッグトレーナーの戸田美由紀先生に教えていただきました。
問題行動を防げるうえ、お世話やお手入れなど生活にすぐ役立つしつけ
マッテは愛犬の行動をその場で制止するためのもの。完璧に仕上げれば、愛犬をクールダウンさせたいときにも使えるので、飛びつきや吠え、噛みなどの問題行動を防げるだけでなく、リードのつけはずしやお手入れをしたいときなど、生活のなかで大活躍してくれるしつけです。
１個でも当てはまったらやり直しが必要です！
以下のチェックリストに当てはまるものが１個でもあったら、その状況下でおさらいが必要です。やったことがないものは挑戦してからCHECKを！
□ 目が合っていない（アイコンタクトからやり直しを）
□ 吠えたり鳴いたりする
□ 途中で姿勢を変える
□ ソワソワしたり身じろぎが多い
□ 何度も指示しないと聞かない
□ 家の外ではできない
□ ほかの人や犬がいるとできない
□ 興奮しているとできない
□ 目が合っていない（アイコンタクトからやり直しを）
□ 吠えたり鳴いたりする
□ 途中で姿勢を変える
□ ソワソワしたり身じろぎが多い
□ 何度も指示しないと聞かない
□ 家の外ではできない
□ ほかの人や犬がいるとできない
□ 興奮しているとできない
解除するまで同じ姿勢をキープできるのがゴール
飼い主さんが指示を出したら、「オッケー」で解除するまで、愛犬が同じ姿勢（オスワリ）をとり続けるのが「完璧」なマッテです。その場から動いていなくとも、オスワリからフセへと姿勢を変えたり、キュンキュン鳴いたり、身じろぎするのはすべてNG！
基本のやり方 STEP1 アイコンタクトしながら「 マッテ」と言う
愛犬にオスワリをさせた状態でアイコンタクトします（できない場合はおさらいを）。片手のひらを前に突き出し、「マッテ」と言いましょう。
基本のやり方 STEP2 ほめたらSTEP1に戻ることを繰り返す
愛犬がオスワリの状態から姿勢を崩さず、アイコンタクトしつづけていられたら、おやつを与えてほめ、STEP1へ。何度か繰り返したらSTEP3へ進みます。
基本のやり方 STEP3 「オッケー」で解除する
STEP1と2を何回か繰り返したら、STEP2でおやつを与えてほめ終わったタイミングで、「オッケー」と言ってマッテを解除しましょう。自由に動いてOK。
ゴールを目指してマッテを完璧に近づけよう！
「マッテ」中にうろうろしてみる
飼い主さんが動いている状態でも愛犬がマッテをキープできていると、完璧に近づきます。愛犬にマッテをさせたまま、愛犬のまわりをゆっくり移動してみましょう。目を合わせるために、愛犬の首の角度が変わるのはOKです。
マッテさせた状態で体に触れてみる
マッテをした状態で体に触れられることに慣れさせておくと、お手入れやお世話のときに役立ちます。そのまま、胸元や背中、顔まわりなど、嫌がりにくい部位から徐々に触って慣れさせましょう。
ドアの出入りのときなど生活に組みこんでみる
マッテはとにかく繰り返して練習することが重要です。ドアを出入りするときや、リードをつけるとき、ゴハン後にフードボウルを下げるときなど、生活のなかに組みこんでみると、自然に上達します。
愛犬の行動をその場で制止する「マッテ」をマスターすれば、事故や問題行動を防いだり、お手入れやクールダウンさせたいときなどにも使えて便利で安全。ぜひ、完璧を目指してトライしてくださいね。
お話を伺った先生／日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター。DOG INTOTAL 主宰 戸田美由紀先生
参考／「いぬのきもち」2023年7月号『３大指示しつけを完璧マスター』
写真／尾﨑たまき
文／いぬのきもち編集室
参考／「いぬのきもち」2023年7月号『３大指示しつけを完璧マスター』
写真／尾﨑たまき
文／いぬのきもち編集室
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