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犬の早食いはなぜよくない? 犬の早食いのリスクと対策を獣医師に聞いた

犬にはそのコによって個性や特徴があります。食事を食べるときもガツガツと食べるコや少しずつ食べるコ、よく噛んで食べるコなどさまざまです。

なかには、食器に入っているフードを一気に早食いしてしまうコもいますが、犬の早食いはさまざまなリスクがあるそうです。

「犬が早食いをするリスクと対策」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

犬の早食いはどんな犬種に多い?

犬の早食いはなぜよくない? 犬の早食いのリスクと対策を獣医師に聞いてみた いぬのきもち
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犬の早食いとは、犬が食べ物の咀嚼と休みながら食べることを繰り返さず、顔を食器から離すことなくガツガツと一気に完食することをいいます。

食への関心はその犬によって異なるため、一概にはいえませんが、一般的に犬の早食いは、ビーグル、レトリーバー種、テリア種、ブルドッグ種に多い傾向があるといわれています。

理由として、これらの犬種が食欲旺盛で、食事に執着する性質のコが多いからだと考えられています。

犬が早食いをするリスク

犬の早食いはなぜよくない? 犬の早食いのリスクと対策を獣医師に聞いてみた いぬのきもち
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犬が早食いをすることで健康に関わる問題を起こすことがあります。たとえば、
  • 食べるときに一緒に空気を飲み込みすぎることで胃がびっくりして嘔吐をする

  • 空気を飲み込み過ぎることで消化が遅れる

  • 喉や食道に食べ物を詰まらせてしまう

などのリスクがあります。

「犬の早食い」を対策でサポートを

犬の早食いはなぜよくない? 犬の早食いのリスクと対策を獣医師に聞いてみた いぬのきもち
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愛犬に早食いをする様子がみられる場合は、
  • 早食い防止食器を使用する

  • 飼い主さんが少量ずつ食器にフードを足していく

  • フードを水に浮かばせて食べにくくする

  • 知育トイの中にフードを入れて食べさせる

などの対策をして、愛犬が早食いをしないようにサポートをしてあげましょう。

多頭飼いの場合はそれぞれが安心して食事ができる工夫を

多頭飼いのご家庭で愛犬に早食いがみられる場合では、食事は同居犬の近くで与えないようにしましょう。

食事をする場所を分けるなどの工夫をすることで、犬同士がお互いに安心して自分の分の食事を食べることができます。

早食いをする犬への食べ物の与えすぎは肥満の原因になることも

トイ・プードル
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愛犬の食事は飼い主さんが管理をするため、通常は1日に与える食事量を適切に調節できていれば、犬が早食いによって肥満になるということはありません。

ただし、早食いのコは食欲旺盛なコが多く、食事やおやつなどを一気に食べてしまったときに「もっと食べたい! 」とおねだりをする愛犬に対して、飼い主さんが食べ物を与えてしまうなどの場合は、1日のカロリー摂取量が多くなることから肥満になる可能性があるので注意が必要です。

愛犬が食事をする際は食べ方や食べる速さなども観察するようにしましょう。犬の早食い対策の参考にしてくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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