犬と暮らす
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「大好きな飼い主さんを取られちゃう」と犬がヤキモチをやく? 犬の嫉妬でみられる行動とは
「犬の嫉妬でみられる行動と対処法」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。
犬の嫉妬はなぜ起こる?
岡本先生:
「犬も嫉妬をしたりヤキモチをやくことがあります。たとえば、飼い主さんを独り占めしたい、自分に意識を向けてほしいという気持ちから、ほかの人だけでなく犬を含む動物などにも嫉妬をすることがありますね。」
犬の嫉妬が起こるタイミング
岡本先生:
「犬の性格やそのときの状況などによって犬が嫉妬するきっかけは異なりますが、たとえば、
- 飼い主さんに構ってほしいのになかなか構ってもらうことができなかったとき
- 飼い主さんの洋服や持ち物などから知らない動物のニオイがしたとき
- ほかの犬を触っているなど自分以外が飼い主さんに構われているとき
- 飼い主さんが他の誰かと話していたり仲良くしているとき
などの場面では犬が嫉妬をしやすくなるといえますね。」
犬が嫉妬しているときの行動
岡本先生:
「そのときの状況によって犬の行動は変わってくるかと思いますが、犬の嫉妬でみられる行動では、たとえば、自分に注目してほしかったり気がついてほしいために、対象となる人や犬などの間に割り込んだり、飼い主さんにぴったり擦り寄ってきたり、飼い主さんの手や腕などをなめてくることもあるでしょう。
また、自分を見てほしいことからキュンキュンと高い声で鳴いて飼い主さんに気づかせようとすることもあります。
そのほかにも、嫉妬の対象となっている相手に対して飼い主さんから離れてほしいという気持ちから吠える、唸る、攻撃するといった行動をみせることもあります。」
愛犬が嫉妬をしていると感じたときの対応
岡本先生:
「これは、嫉妬の対象と犬の関係性にもよりますが、嫉妬をしなくてもいいように“大丈夫だよ“と声をかけて構ってあげるとよいかと思います。
嫉妬をしている対象が人の場合は、その人からおやつを与えてもらって印象をよくするのも対策のひとつです。」
犬が嫉妬をしているときの注意点
岡本先生:
「犬が攻撃行動でヤキモチをやく場合は、そこで構ってしまうと嫉妬からくる攻撃行動を助長してしまう可能性があるため、相手を攻撃していないときに沢山構ってあげてください。」
犬が嫉妬をする原因をイメージしておくことは思わぬトラブルの予防にもつながります。参考にしてくださいね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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