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犬が毛を「ボワッ」と逆立てるのはなぜ? 犬に逆毛がみられる理由と対処法

犬のなかには散歩中やドッグランなどで他のワンちゃんに出会ったり、初めての場所に出かけたときなどに、背中のあたりの毛が「ボワッ」と逆立ちやすいコもいるようです。

では、犬はどのような理由で毛を逆立てることがあるのでしょうか。

「犬が毛を逆立てる理由と対処法」について、いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生が解説します。

「犬が毛を逆立てる」ってどういうこと?

犬が毛を「ボワッ」と逆立てるのはなぜ? 犬に逆毛がみられる理由と対処法 いぬのきもち
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犬が毛を逆立てることを「逆毛」といいますが、逆毛は立毛筋が収縮することによって毛が立ちあがった状態をいいます。

興奮しやすい犬は逆毛になりやすいですが、犬の背中から尻尾にかけての被毛をみると、毛が逆立っているかどうかが分かりやすいです。また、直毛の犬は逆毛になっていることに気づきやすいかと思います。

犬が毛を逆立てる理由

犬が毛を「ボワッ」と逆立てるのはなぜ? 犬に逆毛がみられる理由と対処法 いぬのきもち
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犬が毛を逆立てる理由には自律神経が関わっているといわれています。

犬の逆毛を引き起こす立毛筋は毛穴の開きを調節する筋肉ですが、立毛筋は自分の意志でコントロールすることはできず、自律神経の一つである交感神経の支配を受けています。

このため、犬が興奮、怒り、恐怖、寒さなどの刺激を感じたときに、交感神経が働いて立毛筋を収縮させることで毛が立ち上がり、逆毛となるのです。

ちなみに、犬の逆毛は人でいうと鳥肌が立った状態といえます。

愛犬が毛を逆立てているときの対処法

犬が毛を「ボワッ」と逆立てるのはなぜ? 犬に逆毛がみられる理由と対処法 いぬのきもち
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愛犬が毛を逆立てている場合は、そのコが興奮していたり、怒りや恐怖を感じているようであれば、その対象から離れたり、落ち着ける場所に避難させたり、おやつなどで気を逸らすなど、できるだけ落ち着くことのできる状況を作ってあげましょう。

このとき、飼い主さんが大声を出したり慌ててしまうと、さらに犬の興奮や恐怖が高まってしまうので落ち着いて対応してください。

また、愛犬が寒さを感じて逆毛を起こしている様子であれば、保温をしたり室内に入れるなどの対応をしてあげてください。

相手の犬が毛を逆立てているときの対応

ラブラドール・レトリーバー いぬのきもち
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散歩中やドッグランなどでほかの犬と接しているときなどに、相手の犬が毛を逆立てている場合は、速やかに離れてお互いの安全を確保するようにしましょう。

愛犬の毛が逆立っているとき、どのように対応すればよいかを知っておくとトラブルの防止にもつながります。参考にしてくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・山口みき先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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