犬と暮らす
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ときには重症化することも 犬から人にうつる感染症に要注意
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)
人も注意!
人もマダニから感染しますが、SFTSに感染した犬の唾液・ウンチ・オシッコ・血液などから感染したケースも。高齢になるほど亡くなるリスクが高まります。
エキノコックス
人も注意!
犬はネズミを食べて感染しますが、人には犬やキツネのウンチから感染。犬は軽症なのに対し、人に感染すると幼虫が肝臓に寄生して肝機能を低下させます。
犬から人に感染すると怖い「細菌感染症」
マダニなどからQ熱に感染した犬のウンチやオシッコ、感染した犬が出産時に出す胎盤が主な感染源です。犬は感染しても無症状ですが、人には急な発熱や関節痛などインフルエンザに似た症状が出で数週間で回復します。
パスツレラ症
パスツレラ菌は多くの犬の口腔内にいる常在菌で、犬に噛まれることが主に感染の原因です。噛まれた部位が異常なほどに腫れ、激しく痛みます。抵抗力の弱い人は重症化しやすいため、犬に噛まれたらすぐに病院へ行き治療を受けましょう。
感染症を防ぐためにできること
愛犬を感染症から守るには、ワクチン接種・ノミダニ予防は重要です。ワクチンの種類や接種するタイミングは、居住地域や生活スタイルなどに合うようかかりつけ医に相談しましょう。
2. 愛犬との濃厚接触を避けよう
愛犬とのキス、食器の共有、食べ物の口移しといった濃厚接触は、犬から人への感染に繋がるおそれがあります。通常のスキンシップのあとは石けんで手を洗い、排泄物を処理する際も手袋を着用しましょう。
3. 外出先では常にリードをつけよう
愛犬と一緒にアウトドアを楽しむ場合でも、決してリードは外さないようにしてください。愛犬をフリーにして野生動物の排泄物を踏んだりネズミを食べてしまったりすると、感染症にかかるリスクが高まります。
4. 野生動物とのふれあいは距離を保とう
野生動物は、感染症の病原体を持っているおそれがあります。外で見かけた場合は、愛犬と接触させないよう遠くから見守る程度にしましょう。野生動物の死骸や弱っている個体でも、絶対に手を触れないで。
参考/「いぬのきもち」2022年2月号『犬にも怖〜いウイルスの病気があるんです!気になる新型コロナウイルス情報も 犬の感染症』
文/柏田ゆき
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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