飼い主さんと愛犬の絆が深まると、精神的な充実感を感じることができ、愛犬の心の幸せにつながります。愛犬と絆を深めるためには、まず愛犬の性格を知ることから始めましょう。今回はビビりで慎重派タイプのコとの絆の深め方について、ドッグトレーナーの藤本聖香先生に解説していただきました。
愛犬と絆を深めるには?
人が誰かといい関係を築きたいと考えたとき、相手の性格に合わせた接し方を心がけるでしょう。それは、犬に対しても同じです。犬にもさまざまな性格があるため、それぞれの性格に合った接し方をすることで、より早く確実に絆を深めることができます。
まずは愛犬の性格の確認から始めてみましょう。
愛犬はどのタイプ? 「ビビりで慎重派タイプ」なのはこんなコ!
愛犬の性格は、下記のチェック項目に当てはまるものが多いですか?
- パニック気味に吠えることがある
- 初めての場所や人、犬が苦手
- 新しいおもちゃがあると、一度警戒する
- ゴハンは飼い主さんが出さないと食べない
- 家族のなかにも苦手な人がいる
このチェック項目に当てはまるものが多い場合、愛犬は「ビビりで慎重派タイプ」かもしれません。
ビビりで慎重派タイプとの絆の深め方
ビビりで慎重派タイプの場合、緊張したりストレスを感じたりしているときは、絆を深めるのが難しいです。
そんなときには、愛犬の心のより所となり、”頼れるアニキ”のような存在になりましょう。愛犬が苦手なことでも、今までより我慢ができたり、自分から頑張って挑戦する機会が増えたりした場合、絆が深まっている証になります。
見守ることも大切
苦手なものなどに近づこうとしているときは、そばにいて見守りましょう。愛犬を驚かせてしまうことがあるので、声掛けはなしでOK。
愛犬が「怖いけれど、無理だったら飼い主さんのところに行けばいい」と思えるように、逃げ込める場所として、そばで見守りましょう。
飼い主さんは堂々とした態度で
愛犬が怖がっているときに不安そうにするのは、緊張を助長してしまいます。愛犬をリードするつもりで、堂々とした表情や声掛けを心がけて愛犬を安心させましょう。
愛犬の表情の変化をよくみる
愛犬の口元がゆるんだり、目がきらっとしたりしたなど、ポジティブな感情になっているときは、声をかけてほめてあげましょう。
自信がついて、ほめてくれる飼い主さんへの絆を感じますよ。
愛犬の性格に寄り添った接し方を実践し、愛犬の心の幸せを保てるようにしましょう。
お話を伺った先生/藤本聖香先生(ペットドッグトレーナー 獣医師)
参考/「いぬのきもち」2023年11月号『愛犬の心を幸せにする!愛犬の性格別絆が深まる接し方』
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。