犬と暮らす
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散歩中に、犬が飼い主さんのことをチラチラと見てくるのはなぜ? 考えられる理由とは|獣医師解説
【調査】愛犬は散歩中に、飼い主さんのことをチラチラ見ることがある?
【体験談】散歩中に、愛犬はどのような様子で飼い主さんのことをチラチラ見てきた?
飼い主さんの姿を確認するかのように見てくる
- 「基本的にうちの犬は私より前を歩くので、ちゃんと着いてきてるのを確認するようにチラチラ目が合います」
- 「夫婦で散歩中、夫がリードを持っていて私が後ろから行くと、ちゃんと後ろから来てるか確認のためにチラチラ見てきます」
- 「飼い主が足を怪我をしていて、歩くのがいつもより遅いため、気になるのか先に歩いている愛犬がチラチラ見てきます」
- 「常にチラチラ見て、『飼い主がついてきてるか?』『こっちのほうに行きたいけどいいか?』って感じで見ています」
- 「自分も楽しいけど、『飼い主も楽しいのかな?』と見上げるように見てきて、いつも幸せを感じます」
何か要求があるときに見てくる
- 「歩くことに疲れたか、足の調子があまりよくないとき、抱っこしてほしいと見る」
- 「アイコンタクトは今も練習中なのですが、散歩の途中にお水が飲みたくなると、チラチラと上目遣いで視線を送ってアピールしてきます。それがとても可愛くて仕方ないです」
- 「おやつを右ポケットに入れていることがあるので、おやつのおねだりでチラチラ見てきます」
- 「帰り道で『近道していい?』なんて言ってるのではないでしょうか? また、『今日はおやつ持ってきてないの?』と」
- 「飼い主が誰かとお話をしてて、『早く行こうよ』だと思います」
- 「何か訴えてるなと思ったら、足に引っ付き虫がついていました。けっこうな数ついていました。痛かったのだと思います」
散歩中にほかの犬と会ったときに見てくる
- 「よその知らない犬と外で会ったとき、そばに行きたいような、ちょっと戸惑っているとき」
- 「歩いている方向から別のワンちゃんが向かって来るのが見えたとき、『来たよ!』という感じでチラッと見てきます。臆病な愛犬なので、散歩中に何度もあります」
- 「前からワンちゃんが来たとき、『行ってもいい?』って感じでチラ見します」
- 「散歩中、ほかの犬と遊ぶことができたときは、しばらく私の顔をチラチラ見ながら舌を出して喜んだ顔をしています」
行きたくない方向や、いつもとは違う散歩コースを歩いているときに見てくる
- 「自分の行きたくない方向に私が行こうとすると、目で訴えます」
- 「歩くペースが合わないときや、行きたい方向が合わないとき」
- 「いつもの散歩コースとは違う道に行こうとしたときに、『そっちに行くの?』と私の顔を見る」
- 「自分が行きたい方向に連れて行ってもらえなかったときに、ちょっと不満そうに見てきます(笑)」
ほかにも、こんなエピソードが!
- 「いつもチラチラ見ながら歩きます。まだお外が怖いようです」
- 「散歩していて楽しいときにチラチラ見てきます」
- 「散歩中に顔を見てきたので『お散歩楽しいね』と声をかけたら、何度も顔を見てくれた」
- 「名前を呼んだときや、お散歩コースでいつもオヤツを食べて休憩する場所になると、期待感の顔でチラチラ見てきます」
- 「道路を横断したいとき。合図待ちなのか、こちらを見上げています」
- 「チラチラ見すぎて、電柱にぶつかりそうになったことがある」
- 「なにかくわえたとき、『怒られる? 大丈夫?』みたいな感じでチラ見したりする」
【獣医師解説】犬が散歩中に飼い主さんをチラチラ見る理由とは?
いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。
「散歩中に飼い主さんのことをチラチラと見てくるという犬の行動からは、以下のような心理が読み取れると思います。
・飼い主さんに要求(違う方向に行きたい、寄りたい場所がある、抱っこしてほしい、休憩がしたいなど)を伝えたいから
・普段からアイコンタクトでコミュニケーションをとっているから
・興奮した気持ちや嬉しい気持ち、不安な気持ちを伝えたいから
犬が散歩中に見てきたときに、どのような対応をしてあげるとよい?
「散歩中に愛犬が見てきたときの対応ですが、アイコンタクトの練習をしている場合は、褒めたりご褒美を与えたりするとよいでしょう。
愛犬が何を伝えたくて見てきているのか、よく観察することが大切だと思います」
いぬのきもちWEB MAGAZINE『散歩中に見られる愛犬の行動に関するアンケート』
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2024年10月時点の情報です。
取材・文/雨宮カイ
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