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犬は「ひとりぼっち」をどう感じる? 寂しさを和らげるために飼い主ができること

犬が1頭だけで時間を過ごしていると、寂しいという気持ちになるものなのでしょうか? 

この記事では、犬は「ひとりぼっち」をどう感じているのかについて、いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します。

犬はひとりぼっちをどう感じているの?

見つめるチワワ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬は本来、群れで行動していた動物であり、仲間意識がとても強い動物です。そのため、犬は家族と離れてひとりぼっちでいると寂しさや不安、心細さなどを感じるといわれます。

とくに下記のような特徴がある犬は、ひとりぼっちでいることに寂しさを感じやすい傾向があるでしょう。

・子犬、若い犬
・怖がりな犬
・神経質な犬

【状況別に解説】犬の寂しさを和らげるために、飼い主さんができることは?

遊んでほしいトイ・プードル
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬が日常でひとりぼっちになる状況はさまざまです。ここでは、「留守番」「1頭飼い」「飼い主さんが単身」の3つのケースを取り上げます。

愛犬ができるだけ寂しさを感じないようにするために、飼い主さんはどのような工夫ができるのか見ていきましょう。

留守番

留守番でひとりぼっちになったときに心細くならないように、子犬のころから留守番のトレーニングをしましょう。

最初は、短時間の留守番から始めてみてください。愛犬に「待っていれば飼い主さんは必ず戻ってくる」と学習させることで、留守番中の寂しい気持ちを和らげることができると思います。

また、「留守番の前にはしっかり運動させたり一緒に遊ぶようにする」「できるだけ留守番させる時間を短くする」などの工夫もしてみてください。

普段から飼い主さんとの信頼関係をしっかりと築いておくことも大切です。

1頭飼い

愛犬に同居動物がおらず1頭で暮らしている場合でも、飼い主さんをはじめとする家族からの愛情を受けていれば、寂しさを感じることはないかと思います。

ただし、留守番をする機会はありますので、子犬のころから留守番のトレーニングはしっかりしておくようにしましょう。

飼い主さんが単身

飼い主さんが単身である場合、愛犬にとってはそれが当たり前になっているので、とくに寂しさは感じないでしょう。飼い主さんからしっかりと愛情を受けていれば、飼い主さんとの強い信頼関係で不安を感じることはないかと思います。

ただし、飼い主さんが単身の場合は、愛犬がひとりぼっちで留守番する機会が多くなることが考えられます。しっかりと留守番のトレーニングをしておく必要があるでしょう。

「ひとりぼっちは寂しい」と感じる犬の気持ちを変えることはできる?

見つめるカニーンヘン・ダックスフンド
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
飼い主さんと愛犬が強い絆で結ばれていれば、犬は飼い主さんが出かけても「必ず戻ってきてくれる」ということを理解できるようになります。上述のように、留守番トレーニングによる学習が効果的な方法のひとつだといえるでしょう。

また、留守番トレーニングだけでなく、日頃の愛犬との関わり方を工夫してみるのも大切なことです。たとえば、飼い主さんが手を離せないときなどは、同じ空間にいてもお互いに干渉しない時間を作ってみることもできると思います。

普段の愛犬との暮らしでメリハリのある過ごし方を心がけることで、「ひとりぼっちだと寂しい」という愛犬の気持ちを変えていくことも期待できるでしょう。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
取材・文/柴田おまめ
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
※記事の内容は2025年2月時点の情報です。
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