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心臓疾患が原因の重度の熱中症に 奇跡の復活を遂げた愛犬フォアちゃんの話

この特集では、難病や障がいをもった愛犬とその飼い主さんの、闘病や暮らしの様子をレポートします。

今回ご紹介するのは心臓疾患が原因の重度の熱中症から奇跡の復活を遂げたトイ・プードルのフォアちゃん。17才を迎え難聴を併発しながらもたくましく生きる様子をご紹介します。

大きな病気にかかったことのないフォアちゃんに訪れた病の兆し

東京都・Tさん家の愛犬フォアちゃん(メス・17才/2.6㎏/トイ・プードル/おとなしいけど芯は強い)
東京都・Tさん家の愛犬フォアちゃん(メス・17才/2.6㎏/トイ・プードル/おとなしいけど芯は強い)
東京都にお住まいのTさんご夫妻宅のフォアちゃんは、10才になったころに僧帽弁閉鎖不全症の診断を受けました。その後、16才のときには重度の熱中症となり生死の境をさまよいましたが、迅速な医療処置により奇跡的に復活。一昨年11月には、無事に17才の誕生日を迎え、現在は病気とうまくつきあいながら、元気に過ごしています。
 
フォアちゃんがTさん家に迎えられたのは2006年の年末。奥様の友人宅でトイ・プードルの子犬が3頭生まれ、そのうちの1頭を譲り受けたそうです。

「当初、犬を迎える予定はなかったのですが、友人宅で見せてもらった子犬のフォアがあまりにもかわいくて、夫に相談して家族として迎えることに。食べちゃいたいほどかわいかったので、私の大好物の『フォアグラ』からとって『フォア』という名前にしました(笑)」と奥様。フォアちゃんは子犬のころからムダ吠えなどを一切しない、おとなしい性格でまったく手がかからなかったとのこと。
生後約2カ月当時のフォアちゃん
生後約2カ月当時のフォアちゃん
「夫婦で出かけるときは、ペットОKの場所を選ぶようにして、休日は必ずいっしょに行動しています。元気なころは、旅行にもたくさん行きました」
 
そんなフォアちゃんは、シニア期になるまで大きな病気にかかったことは一度もなかったのですが、10才を迎えるころ、頻繁にセキをするようになりました。奥様は、散歩仲間からシニア犬の医療にも定評のある「ペットクリニカルサービスmama‐one」を紹介してもらい、mama‐oneを通じて専門病院で検査をすることに。結果は、僧帽弁閉鎖不全症との診断でした。
「先生からは丁寧な説明を受けて、投薬治療を開始することになりました。ここは完全紹介制の動物病院で、家から歩いて数分の場所にあり、院長の浜部先生のアドバイスは的確で、とてもよい方だったので、それまでの動物病院から変えることにしたんです」。その決断が、のちにフォアちゃんの命を救うことに……。
シニア期に入る前、Tさんご夫妻と近くの公園に行ったとき。長距離を歩くのが大好きだったフォアちゃん
シニア期に入る前、Tさんご夫妻と近くの公園に行ったとき。長距離を歩くのが大好きだったフォアちゃん
次回は16才でフォアちゃんを襲った熱中症との闘いをレポートします。
出典/「いぬのきもち」2024年5月号『困難と闘う!……その先のしあわせへ』
写真/尾﨑たまき
写真提供/Tさん
取材協力/ペットクリニカルサービスmama-one
取材・文/袴 もな
※掲載の情報は「いぬのきもち」2024年5月号発売時のものです。
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