犬と暮らす
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「初めてのプレ散歩」で緊張していた子犬が、外好きなコに成長! 「お外デビュー」で飼い主さんができる工夫とは
撮影当時のモモちゃんは生後約2カ月で、家族に迎えてまだ1週間ほどだったのだとか。慣れない外で緊張している様子が、モモちゃんの表情から伝わってきますね。
「あの日は環境に慣らすことを考えて、抱っこのみのプレ散歩をしました。モモはそれまでずっと室内にいたので、外が怖いのか腕の中でぷるぷる震えて、キョロキョロ周りを見ていました。もしかしたら、抱っこされていつもより高い位置にいることも怖かったのかもしれません。
時間は10分ほどでしたが、飼い主も初めての外での長時間抱っこに緊張し、震えているモモを少しでも安心させるために、歩幅も狭くソロリソロリ…と歩いていたような気がします(笑)」
成長して、外が大好きなコに
飼い主さんが「プレ散歩のときに震えていた姿はどこにもありません」と話すほど、モモちゃんは外が大好きなコになったようです。
そんなモモちゃんの成長には、周りの方たちの存在も大きく影響していると感じるといいます。
「モモは、近所の方たちみんなに育てていただいているようなものです。『モモちゃん!』と子どもからお年寄りの方までいろいろな方が声をかけてくれて、モモのことを可愛がってくれます。とてもありがたいです」
【獣医師解説】犬が外を怖がらないようにするために、「お外デビュー」のときに飼い主さんができる工夫
一般的に、犬のお散歩デビューに向けて、飼い主さんはどのような工夫をするとよいのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。
「慣れない外で犬が自ら歩くというのはとてもハードルが高いので、モモちゃんの飼い主さんのように、短時間の抱っこから外に慣らしたのはとても良いと思います。
無理のない範囲で外にいる時間を長くしたり、いろいろな人や音(車や電車の音、学校のチャイムなど)を経験することで、お散歩デビューがしやすくなるでしょう。リラックスできる室内でハーネスや首輪を装着し、リードで歩かせる練習をしておくのも大切ですね」
お外デビュー、お散歩デビューの目安は
「お散歩デビューの目安は、初年度のワクチネーションプログラムを終えて2週間経ったあたりになります。
抱っこでお外デビューするのはワクチンが済んでいなくても大丈夫ですが、ほかの犬との接触は避けるようにしましょう」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
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