1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. 健康・病気
  4. 耳の病気
  5. イマドキ!犬の医療事情-外耳炎についてのQ&A-

犬と暮らす

UP DATE

イマドキ!犬の医療事情-外耳炎についてのQ&A-

この時季に犬がかかりやすい外耳炎。繰り返し再発したり、慢性化することも。家での予防法やケアの仕方についてお答えします。

「外耳炎」の原因や症状については、こちらの記事をチェック→愛犬を守るために知っておきたい イマドキ!犬の医療事情

Q. 外耳炎が再発しやすいのはなぜですか?

A. アレルギー性皮膚炎が原因であることが多いから

外耳炎の原因が、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎などアレルギー性皮膚炎の場合だと完治することが難しく、再発することが多いです。ただし、早めに対処すれば、症状は軽くてすむので、外耳炎を発症しやすい春から耳をチェックしておくとよいでしょう。

Q. 再発を予防するためにケアすることは何ですか?

A. ふだんから耳をこまめにチェック。耳そうじやブラッシングも欠かさずに

外耳炎になると耳の中が臭くなります。外耳炎になりやすい犬は、こまめに耳のニオイをかいでチェック。耳あかなどはコットンなどで拭き取ります。また、抜け毛があると蒸れやすく、汗をかき、炎症の原因に。耳のまわりの毛は、ブラッシングしていつも涼やかに。

Q. 点耳薬をしようとすること愛犬が嫌がります。どうすればいいでしょう?

A. 子犬のころからおやつなどを使って慣れさせておくと安心

できれば子犬のころから、耳を触られたら、ごほうびにおやつをもらえるなどして、「耳を触られるといいことがある」と犬に覚えさせ、慣れさせましょう。症状が悪く、痛みなどがあって嫌がることもあるので、犬がどうしても嫌がるときは動物病院に相談してみましょう。

家で点耳するのが難しい場合は……

外耳炎の治療では、家で飼い主さんが治療薬を点耳することになりますが、外耳炎が悪化し、痛みなどが伴うと、犬は耳を触れると嫌がり、思うように点耳できないことがあります。そんなときは、点耳の回数が少なくてすむ外用薬を使うことも。獣医師が犬の耳に差し込み薬を注入するタイプのもので、飼い主さんが点耳する負担がなく、一般の点耳薬と同様の効果が望めます。

オスルニア
外耳炎が疑われるような症状や様子が見られたときには、早めに獣医師に相談しましょう。

監修:関口麻衣子先生
獣医学博士、獣医師。日本獣医皮膚科学会員、アジア獣医皮膚科学会員。動物の皮膚と皮膚病の研究に携わる
CATEGORY   犬と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る