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4つの計画がカギになる!1才までに「吠えない犬」を育成しよう

愛犬の吠えを放置していると、将来的に深刻な困りごとになることも。吠えグセをつけないためには、いったいどんな対策をすればいいのでしょうか。

今回は、「吠えない犬」を育てる方法について、日英家庭犬トレーナー協会認定トレーナーの中村太先生にお話を伺いました。

計画1:犬が安心・満足だと思える生活を心がける

柴のコッペちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
まず大事なのは、愛犬が安心・満足だと思える生活を心がけること。ふだんの生活で安心・満足を充分感じられている犬は、ストレスがたまらず、些細なことで吠えにくくなります。

具体的には、1日2回以上散歩に行ってストレスを発散させること、クレートを使った「ハウス」を教えることなどが挙げられます。
暗くて狭いクレートは、犬が本能的に安心できる場所。「ハウス」の指示でクレートに入れるようにしておけば、犬が吠えそうなときや吠えているときに落ち着かせることができます。また、日頃からお昼寝や就寝時の寝床としてクレートを活用することで、犬がクレートに慣れて、ますます落ち着ける場所になり吠え予防に役立つでしょう。

計画2:吠えを防止するしつけを行う

シベリアン・ハスキーのウルくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬が吠えたときに役立つ、指示しつけを教えることも大切です。

たとえば「オイデ」のしつけは、犬の意識が飼い主さんに向くため、ほかの人や犬など吠える対象に気が向きにくくなり、もし吠えても犬を呼んで止めることができます。
また、オスワリさせた状態での「マッテ」ができるようになると、犬の行動が制限でき、吠えそうになったときや吠えたときに指示を出して止めることが可能になります。

計画3:警戒しやすいものへの耐性をつける

フレンチ・ブルドッグのうるちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬が警戒しやすいものに慣れさせることも、重要な方法です。

たとえば、来客やチャイム音なら、いろいろな人を自宅に頻繁に招いたり、「チャイム=侵入者」と結びつかないよう、何もないときにチャイムを鳴らしたりして、警戒心を薄めるといいでしょう。
外からの物音に慣れさせるためには、窓際からさまざまな生活音を流す方法が効果的です。
散歩中にすれ違う自転車やバイク、人や犬などは、何度もすれ違う練習をして慣れさせましょう。

計画4:おねだりできない環境をつくる

ラブラドール・レトリーバーのSunくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
おねだり吠えを防ぐには、犬がおねだりできない環境を整えることが大切です。

帰宅直後の「かまって」吠えを防ぐために、帰ってすぐは犬をかまわず、あとでかまうようにしたり、遊びの催促吠えには、飼い主さんから遊びに誘うことを徹底したりするといいでしょう。
また、犬のゴハンの準備をするときは、犬をハウスに入れて見えないようにしておくと、おねだり吠えの予防になります。
年齢を重ねると頑固なクセになることもある、犬の吠え。吠えグセをつけないためには、1才までの子犬期のしつけが重要です。今回紹介した内容を参考にして、吠えない犬の育成を目指しましょう。
お話を伺った先生/中村太先生(日英家庭犬トレーナー協会認定トレーナー ナカムラ・ドッグ・スクール主宰)
参考/「いぬのきもち」2019年12月号『1才までに「計画完了」を目指して 吠えない犬育成計画』
文/岩井まどか
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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