ご機嫌に足踏みをしていたのに「ご主人の気配」を感じた途端にスンッ　気になる犬の心理は？

ツンデレっぷりが可愛らしい！

楽しそうに「足踏み」をしているのは、X（旧Twitter）ユーザー@suzuki_kuritaroさんの愛犬・栗太郎くん（取材当時5才／柴犬）。「ルンルン♪」という声が聞こえてきそうなほど、栗太郎くんはご機嫌な様子ですね！

雄叫びをあげるほどご機嫌だったけれど…

飼い主さんに話を聞くと、こちらの動画は栗太郎くんと飼い主さんのご主人が散歩から帰宅したときの様子。この日、栗太郎くんは休日だったご主人とたっぷり散歩をしてかなりご機嫌だったといい、珍しく雄叫びをあげるほどだったのだとか！

飼い主さんは、声を出すほどはしゃいでルンルンしていた栗太郎くんの様子を撮影していたそうです。飼い主さんに愛らしい姿を見せる栗太郎くんですが…

突然のスン（笑）

ご主人の気配を感じた途端に、足踏みをやめてスンとした態度になってしまったんです！（笑）　あんなに盛り上がっていたのに、一体なぜ…。

態度が急変した栗太郎くんですが、ご主人の姿が見えなくなると…

ルンルンと足踏みを再開！

ご主人に見られたら恥ずかしいという、栗太郎くんなりの照れ隠しだったのでしょうか…。人によって態度を変える栗太郎くんの様子に、クスッとしてしまいますね！

最近よく見られる光景だった

動画を撮影していた飼い主さんは、栗太郎くんの一連の態度を見てどのようなことを思ったのでしょうか。

飼い主さん：
「主人の姿が見えた途端にスンとする、あからさまな照れ隠しに笑ってしまいました。あの日、あれこれ考えて栗太郎を楽しませたのは主人なのに、ちょっと同情してしまいましたね（笑）」

スンとした態度になる栗太郎くん — 別の日の様子。この日もルンルンで足踏みをしていたのに、ご主人の姿が見えた途端にスンとなってしまったそう。

栗太郎くんのこのような行動は、最近よく見られるとのこと。そんな栗太郎くんの行動を見ている飼い主さんは、「主人の前でははしゃいだ姿を見せたくないのか冷静を装うものの、見えなくなった途端に楽しい気持ちが溢れ出てしまってルンルンしているのではないか」と、栗太郎くんの気持ちを推測していました。

【獣医師解説】足踏みをしていた犬が急にスンッとした態度になった理由

「ルンルン♪」という声が聞こえてきそうなほどご機嫌に足踏みをしていた栗太郎くんですが、ご主人の気配を感じた途端に、足踏みをやめてスンとした態度になっていました。犬のこのような姿から、どのような心理が読み取れるのでしょうか。

いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に聞きました。

白山先生：
「今回の栗太郎くんは、ご主人の前ではキリッとした姿を見せていたいのかもしれませんね。興奮していても我を忘れずに切り替えられるところが、冷静な一面を持つ栗太郎くんの性格を表しているのではないかと思います」

犬が足踏みをする心理は？

白山先生：
「栗太郎くんのように『犬が足踏みをする』というのは、主に嬉しいときや興奮しているときなどに見られる場合が多いと思われます。

足踏みをしやすい犬の傾向としては、自分の気持ちを表情や体全体で伝えようとしてくれるコに多く見られるのではないでしょうか。

多くの犬は、しっぽなどを使って自分の気持ちを表現することが多いかと思いますが、栗太郎くんのように、足踏みをすることで『飼い主さんに気持ちが伝わった！　喜んでもらえた！』と感じたことで、足踏みが定着するのかもしれませんね」

雄叫びを上げるほど盛り上がっていたのに、やっぱり子分の前ではスンとする栗太郎(笑)

((🌰))ﾙﾝﾙﾝ♪ﾜｵ-ﾝ!!…ｽﾝ…ﾙﾝﾙﾝﾙﾝﾙﾝ♪ pic.twitter.com/52rTSI75NT
— すずき栗太郎🌰 (@suzuki_kuritaro) June 11, 2023

めっちゃハイテンションでルンルンしている所を旦那すずきに見られ、わかりやすくテンションが下がる栗太郎かわええな(笑)
(((🌰)))ﾙﾝﾙﾝﾙﾝﾙﾝ♪ﾊｯ!!...ﾊｼｬｲﾃﾞﾅｲｶﾗﾅｯ!! pic.twitter.com/NDnQJlEDMz
— すずき栗太郎🌰 (@suzuki_kuritaro) April 29, 2023

楽しそうに「足踏み」をしているのは、Twitterユーザー@suzuki_kuritaroさんの愛犬・栗太郎くん（柴犬）。たっぷり散歩をして満足した栗太郎くんは、帰宅して雄叫びをあげるほどご機嫌だったのだとか。飼い主さんに愛らしい姿を見せる栗太郎くんですが、ご主人の気配を感じた途端に、なぜか足踏みをやめてスンとした態度に…。栗太郎くんのツンデレな姿を紹介します。

写真提供・取材協力／@suzuki_kuritaroさん／X（旧Twitter）
（監修：いぬのきもち獣医師相談室　獣医師・白山さとこ先生）
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文／雨宮カイ