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早期発見がカギ!知っておきたいシニア犬に多い病気・トラブル

老化による体の衰えなどで、かかりやすい病気が増えるシニア期。命にかかわるものもあるので、どんな病気のリスクがあるのか知っておくことが大切です。今回はシニア期に気をつけたい4つの病気について、ノヤ動物病院院長の野矢雅彦先生に教えていただきました。

腫瘍

リードに繋がれた犬
Photo by Getty Images
犬が長寿化してきたことで、腫瘍が発生するシニア犬が増加傾向に。痛みがないので様子見してしまい、手遅れになるケースが非常に多いです。できものや体の異変に気づいたときは、できるだけ早期に診察を受けましょう。

シニア犬の発作や異食は脳腫瘍の可能性が

シニア犬が急な発作を起こしたり、食べ物ではないものに執着して食べようとしたりする行動は、脳の腫瘍の可能性があります。気になる症状があれば、早めに検査を。

慢性腎臓病

振り返るラブラドール・レトリーバー
Photo by Getty Images
加齢や食事内容、若いときにかかった病気の影響などにより、腎臓の機能が低下した状態。多飲多尿、食欲不振、体重減少、嘔吐、けいれんなどが見られます。初期は症状がわかりにくいため、若いうちから定期的に尿検査を受け、早期発見に努めましょう。

糖尿病

こちらを見つめるコリー犬
Photo by Getty Images
生活習慣で、シニア期に発症しやすい糖尿病。多飲多尿、食欲不振、嘔吐などがきっかけで判明することが多く、肥満が一因の可能性もあります。避妊手術を受けていないメスや、副腎皮質機能亢進症の犬は悪化しやすいです。

子宮蓄膿症

窓の外を見つめる犬
Photo by Getty Images
子宮内に細菌が入り、膿がたまる病気です。悪化すると命にかかわります。出産経験のない高齢のメスに多いといわれており、避妊手術をしていればほぼかかりません。
どの病気もすべての犬に起こり得ます。愛犬との幸せな時間を増やすためには、起こり得る病気やトラブルを把握しておくことが大切です。健康診断も定期的に受けて、早期発見に努めましょう。
お話を伺った先生/野矢雅彦先生(ノヤ動物病院院長)
参考/「いぬのきもち」2025年6月号『かかりやすい犬種&タイプもわかる! ライフステージ別 気をつけたい病気・トラブル』
文/柏田ゆき
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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