犬を「トントン」して寝かしつけることはできるの？愛犬をぐっすり眠らせる方法とは

愛犬に眠って欲しいとき、人の赤ちゃんを寝かしつけるように体を軽くトントンしたり、スキンシップをしていると愛犬が気持ちよさそうに眠ったという経験のある飼い主さんもいるようです。

そもそも、犬を人が寝かしつけることはできるのでしょうか？

「犬を寝かしつける方法」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。

犬が安心して眠るために寝床の環境作りをしよう

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――愛犬が夜に寝てくれないというケースもあるようです。犬の寝床作りで必要なことはありますか？

岡本先生：
「たとえば、愛犬の寝床のある部屋を暗くする、静かにする、愛犬をクレートやケージに入れるなど、犬が安心して眠るための環境作りをしてあげるとよいでしょう。」

犬の体をトントンして寝ることはあるが、起きやすい

――犬のなかには、赤ちゃんを寝かしつけるように体をトントンしたり、撫でたり、マッサージなどのスキンシップをとっていると気持ちよさそうに眠るコもいるようです。犬の寝かしつけというのはできるものなのでしょうか？

岡本先生：
「そうですね。飼い主さんを側に感じながら撫でてもらったりスキンシップをとることでリラックスして寝るコもいると思います。

ただ、基本的に犬の眠りは浅いため、寝付いたとしても飼い主さんが側を離れるときに起きてしまうコも多いと思います。」

犬のよい睡眠のために飼い主ができること

――犬を寝かしつける方法や夜ぐっすり眠るようにするコツなどはありますか？

岡本先生：
「犬が夜にぐっすりとよく眠るためには日中の過ごし方がポイントとなります。

子犬の場合は睡眠時間が多いので、特に工夫しなくても夜になると寝てくれるはずです。

成犬の場合は昼間にたくさん遊んだり、散歩の時間を長くしたりするとよいですね。

シニア犬は昼夜逆転してしまうコもいるので、昼間に日光浴をさせたり、ときどき起こしてあげて歩かせたり体のマッサージなどをしてあげるとよいでしょう。」

犬の体をトントンしたりスキンシップをすることで、犬がリラックスして安心して眠ってくれる場合もあるそうです。夜になると寝てくれないなどの場合は、日中の過ごし方がポイントとなりそうですね。

（監修：いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生）
取材・文／maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください