犬と暮らす
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“ワンプロ”を始めるかと思いきや、突然姉犬の顔をなめ始めた妹犬 行動から読み取れる心理は?
散歩から帰ってきてのんびりしていた姉犬・あさちゃん(撮影時3才/柴犬)のところに、妹犬・のんちゃん(撮影時1才/柴犬)がやってきたそう。
飼い主さんによれば、のんちゃんはよくあさちゃんに“ウザ絡み”をしており、「あさちゃんに怒られて、それからワンプロが始まる」のがいつものお決まりのパターンだといいます。
飼い主さんは「また始まるのかなー」「静かな時間だからいまはやめといたらいいのになー」と思いながら2頭の様子を見守っていたそうですが…このあと、予想外の展開になったのだそうです。
頭を押さえつけたかと思ったら…
2頭のほっこりするやりとりには、「えーー可愛すぎる 仲良し姉妹」「可愛すぎ!癒される~」「かわいくて気絶しちゃう」「かわいすぎるよ惚れてまう」などのコメントが。また、16.9万件以上の「いいね」がつくなど、大きな反響を呼んでいました。
見守っていたときの心境は?
いつもと違う行動をとったのんちゃんのことを、「おもしろいなぁ」と思いながら見守っていたといいます。
「のんは、あさにかまってほしい気持ちと、あさへの愛情表現が同時に出たのかなと思います。かまってほしさで強引にウザ絡みをしてあさを怒らせるときと、愛情表現でペロペロ攻撃をするときがあるのですが、このときはそれが同時に出たのかもしれませんね」
また、改めてこんなことを思ったそうです。
「普段はよく激しいワンプロをしていてケンカをしているように見えますが、やっぱりなんだかんだ仲良しなんだよなぁと思い、こういう姿を見ると飼い主としても嬉しくなります。
多頭飼いを始めた頃は不安なこともありましたが、ふたりのやりとりを見ていると幸せを感じることが多くて、多頭飼いをして本当によかったなと思います」
【獣医師解説】ほかの犬の顔をなめる犬の心理
いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。
「犬がほかの犬の顔をなめるというのは、基本的に信頼関係が築かれている犬同士で見られる行動です。かまってほしいという気持ちや、愛情表現や敬意を示すときに見られる行動とされています。
今回ののんちゃんは、『あさちゃんにかまってほしい、ワンプロで遊びたい』気持ちもありながら、やっぱり『愛情表現でコミュニケーションを取りたい』という気持ちに切り替わったか、狭間にいるのだと思われます。
あさちゃんもそのままにさせていることから、のんちゃんの動向を見守っているのでしょうね」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
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