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犬と猫はごはんの食べ方が違う? 犬と猫の食にまつわる習性の違いを獣医師に聞いた

犬と猫の食に関する違いとして「犬はごはんをあげた分だけ食べちゃう」「猫はちょっとずつ食べる」というイメージを持たれる方もいるようですが、これらは本当なのでしょうか?

「犬と猫のごはんの食べ方や食性の違い」について、いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します。

犬は与えるだけ食べる、猫は少しずつ食べるって本当?

犬と猫はごはんの食べ方が違う? 犬と猫の食にまつわる習性の違いを獣医師に聞いた いぬのきもち
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犬と猫の一般的なイメージでは、犬は出されたものを一気に食べてしまい、猫はちょこちょこ食べるという印象を持たれる方もいるようです。

しかし、飼育されている犬猫の場合、飼育環境や犬種(猫種)、性格、体格などからそのコによって食べ方は異なるため、犬だから猫だから食べ方が違うとは一概にはいえません。

このようなイメージの理由として、以下のような犬と猫の食生活の違いがあると思われます。

犬は集団で狩りをする動物

犬は本来集団で狩りを行い、獲物を分け合って食べていましたが、毎日獲物にありつけるとは限らないため、まとめて食べられる時に食べ、さらに他の動物に取られないように素早く丸呑みにする習性があったといわれています。

猫は単独で狩りをする動物

反対に猫は元々単独で狩りをする動物であり、獲物を全部食べずに隠しておき、少しずつ食べる習性があったため、その性質が残っていると考えられています。

ドッグフードとキャットフードの違い

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ドッグフードとキャットフードは同じような物だと思われる方もいるかもしれません。

ドッグフードとキャットフードの違いは三大栄養素(脂肪、たんぱく質、炭水化物)の割合が異なることです。犬は「雑食性」で猫は「完全な肉食動物」であるため、猫は犬よりもたんぱく質を多く必要とします。

このことから、ドックフードとキャットフードはそれぞれ犬と猫の食性の違いに合わせて作られています。

犬と猫と一緒に暮らしている場合は食事の与え方に注意

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なかには犬と猫を一緒に飼われている方もいるかと思います。

ドッグフードとキャットフードは栄養のバランスが異なることをお伝えしましたが、犬猫がお互いのご飯を少しだけ食べてしまったというくらいではそれぞれの体に問題はないでしょう。

ただし、そのような状況が続いてしまうと、特定の栄養素の過不足によって犬猫双方が栄養障害を起こす原因になってしまう可能性があります。

このため、猫のご飯は猫だけしか入ることができない場所に置いたり、ご飯の時間を決めて決まった時間内で食器を下げるなど、食事のリズムを決めておくようにするとよいでしょう。

犬と猫の食性の違いを理解して、食事を管理してあげてくださいね
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・白山さとこ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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